法大が『夏の陣』を制した。2018年春以降、実に4季に渡り慶大から勝ち点を奪えていない法大は、その『因縁の相手』と優勝…
法大が『夏の陣』を制した。2018年春以降、実に4季に渡り慶大から勝ち点を奪えていない法大は、その『因縁の相手』と優勝をかけて今日の試合に臨んだ。序盤は先発・鈴木昭汰(キャ4)が慶大打線につかまり、苦しい展開に。しかし、4回に宮﨑秀太(営2)のリーグ戦初本塁打となるソロ本塁打を放つと、それを皮切りに反撃を開始。打者一巡の猛攻で5得点を挙げ、逆転に成功する。その後も盤石な救援陣がきっちりと仕事を果たし、7回には中村迅(営4)のダメ押し適時二塁打が飛び出すなど、試合は法大ペースで進む。9回裏を山下輝(営3)が0で抑え、開幕4連勝。この試合に続いて行われた第2試合で早大が勝利したため、連盟規定により法大の3季ぶり46回目のリーグ優勝が決まった。
戦評
ここまで3連勝と未だ負け知らずの法大。第4戦は全勝優勝に王手をかけた慶大との大一番となった。事実上の優勝決定戦となったこの試合は、投打がうまくかみ合った法大が試合をものにした。
法大の先発は今季先発・中継ぎとフル回転で活躍している鈴木昭汰(キャ4)。2回裏、四球で走者を出すと8番・福井章吾の左前二塁打と味方の失策が絡み、先制を許す。さらに連打を浴び、この回2点を失う。3回裏にも1死三塁から7番・嶋田翔に左前適時打を放たれ、3回終了時で3点を追いかける展開に。
追いかける法大は4回表、先頭の1番・宮﨑秀太(営2)がリーグ戦初となる右越え本塁打を放ち、打線に火をつける。

続く2番・永廣知紀(営4)と4番・村田雄大(人4)が安打で出塁し、迎えるは6番・羽根龍二(社4)。ここまで快音が聞こえなかった羽根だったが、慶大の先発・関根智輝が投じた2球目を振り抜き、右前適時打とした。さらに2死満塁と好機を作ると、8番・大柿廉太郎(法2)の左前適時打で逆転に成功する。続く9番・鈴木の場面で青木久典監督は小谷敦己(文4)を代打で起用。リーグ戦初出場となった小谷は投手の代わり端を捉え、中前適時打がうれしい初安打初打点となり、この回一挙に5点を挙げる。

踏ん張りたい投手陣は4回裏から2番手で登板した水澤天(営4)が、3つの三振を奪うなど2回を無失点で抑える。続く3番手の高田孝一(法4)も最速154㌔の直球を武器に3回を1失点に抑える好投を披露。7回表には3番・中村迅(営4)の適時二塁打で2点を追加し、3点差で最終回へ。
9回裏には、ここまで安定感抜群の山下輝(営3)がマウンドに上がった。走者を1人許すものの、最後の打者から三振を奪い、7-4で見事開幕4連勝を飾った。

慶大戦の勝利と第2試合の結果から、法大の3季ぶりリーグ最多46回目の優勝が決まった。優勝の余韻に浸りたいところだが、リーグ戦はまだ終わらない。『全勝優勝』という35年ぶりの快挙を達成するために、明日の試合も全力で勝ちにいく。
(鈴木滉平)
クローズアップ:大柿廉太郎
優勝に向けて負けられない一戦となった慶大戦。この試合の勝負を決める一打を放ったのは、法大の新たな正捕手・大柿廉太郎(法2)だった。
4回の表、宮﨑秀太(営2)の本塁打と羽根龍二(社4)の適時打で1点差に詰め寄ると、なおも2死満塁の場面。「流れに乗って、次のバッターにつなげよう」と打席に入った大柿は、慶大先発・関根智輝の5球目を捉え、逆転打となる左前適時打を放ちチームの勝利に貢献した。
大柿の貢献は攻撃面だけではなく、守備面でも大きい。大柿はその巧みなリードでチーム全体の防御率を1点台に抑えている。今日の試合でも強打の慶大打線を相手に4失点に抑え、チームを勝利に導くなど、ここまで全勝としている法大の『扇の要』として欠かせない存在になっている。
健大高崎高から法大に入学した昨年は、層の厚さに阻まれ、リーグ戦に出場することはできなかった。しかし、昨秋に行われたフレッシュトーナメントでは全試合に出場するなど経験を積み、成長。今春のオープン戦で結果を残すと、し烈な正捕手争いに勝利し、開幕マスクを掴み取った。
昨年に活躍した主力選手の多くが卒業し、迎えた今季。法大の快進撃を支えた1人として大柿の名前が挙げられるのは間違いないだろう。
(五嶋健)

選手インタビュー
水澤天 投手
-今日の試合を振り返って
勝てて良かったです。
-初勝利を手にしましたがお気持ちは
素直にうれしいです。打者陣がチャンスで打って、逆転してくれて勝てたので野手に感謝しています。
-今日は回またぎの投球でした、スタミナやメンタル面はどうでしたか
後ろに心強い投手がたくさん控えていたので、ペース配分など考えずに一人一人全力で腕を振っていきました。
-下山悠介選手に安打を打たれた後も強打者が続きましたが、立ち直りなどは
力んで真っ直ぐが高めに抜けていたので、高さを間違えないように一球一球丁寧に投げようと心がけました。
-慶大に勝ったことにより完全優勝に王手をかけました
1番の山場だと思っていた対慶應に勝利できてよかったです。まだ試合はあるので気を緩めることなく準備していきたいです。
-明日は完全優勝をかけた試合ですが、意気込みなどは
完全優勝できるように、チーム一丸『和』となって戦います。
大柿廉太郎 捕手
-今日の試合を振り返って
勝てて良かったです。
-勝ち越しの適時打を放った4回の打席はどのようなことを考えて入ったか
流れに乗って、次のバッターに繋げようと打席に入りました。
-勝ち越しの適時打を放ったときの感触は
最高の感触でしたね。
-慶大と対峙するにあたって、投手をリードする際に気をつけたことは
アウトを欲しがらずに一個一個のアウトを積み重ねる意識でリードしました。
-投手陣とは普段はどのようなコミュニケーションをとっているか
ブルペンで会話をしたり、普段の寮生活でもピッチャーと多く話すようにしています。
-明日の試合に向けてひと言お願いします
全勝優勝できるように頑張ります!
小谷敦己 内野手
-今日の試合を振り返って
序盤は苦しい試合でしたが、中盤から自分たちの野球ができました。
-優勝に向けて大事な試合でしたが、試合前のチームの雰囲気は
チーム全員が勝つことだけを考えていて、良い雰囲気で試合に入れました。
-4回表、代打で出場されました。どのような気持ちで打席に入りましたか
前の打者の大柿(廉太郎、法2)が、逆転タイムリーを打ってくれていたので、楽な気持ちで打席に立ちました。
-初安打と初打点を記録した感想は
素直にうれしかったです。ベンチもスタンドも自分のことのように喜んでくれていて気持ちよかったです。
-試合中に心掛けていることは
いつでも試合に立てるよう、準備しています。
-明日の試合に向けて意気込みをお願いします
明日もベンチ・スタンド共に、一丸となって全勝優勝を取りにいきます!
宮﨑秀太 外野手
-今日の試合を振り返って
勝てて本当に良かったです。
-今日の試合もスタメン出場を果たしました
少しは慣れたんですけれど、まだずっと緊張しています。
-チームに安打が出ない中迎えた第2打席でした
とにかく塁に出ることだけを考えました。
-本塁打を打った感触は
感触は良かったです。
-第4打席でも安打を放ちました、自身の打撃は好調
悪くは無いと思います。
-明日の立教戦に向けて意気込みをお願いします
明日も勝って全勝したいです!







