前日の法大戦で逆転負けを喫し、優勝に向けてもう後がない早大。望みをつなぐべく、この日は東大と対戦した。試合は先発・西垣雅…

前日の法大戦で逆転負けを喫し、優勝に向けてもう後がない早大。望みをつなぐべく、この日は東大と対戦した。試合は先発・西垣雅矢(スポ3=兵庫・報徳学園)が打たせて取る投球でリズムをつくると、打線が3回に蛭間拓哉(スポ2=埼玉・浦和学院)の犠飛で先制に成功。しかしその後は徐々に流れを失い、試合展開に暗雲が垂れ込める。すると5回終了直後、神宮球場上空へ実際に暗雲が襲来。これが雷雨をもたらして試合は中止となり、18日(火)11時〜に振替となった。

中止となった東大戦に先発し、好投した西垣

先発の西垣は序盤からテンポのよい投球を見せ、東大打線を手玉に取る。すると打線が3回、安打と2つの四球で1死満塁とし、蛭間の犠飛で1点を先制した。その裏西垣は安打と盗塁で2死二塁と得点圏に走者を背負ったが、続く東大主将・笠原健吾を落ち着いて打ち取る。序盤は早大ペースで試合が進んでいった。

4回、早大は先頭の鈴木萌斗(スポ3=栃木・作新学院)が死球で出塁すると、犠打と盗塁で1死三塁の好機をつくる。しかし後続が倒れ、『あと一本』が出すことができない。さらに5回には上位打線が三者凡退に倒れるなど、徐々に流れは東大へ。すると5回裏、2死から打ち取った当たりが2本続けて安打となり、一、二塁のピンチを迎える。ここで打席には今大会好調で前の打席でも安打を放っている9番・中井徹哉。あわや同点、逆転もあり得る場面だったが、ここは西垣が踏ん張って一ゴロに抑えた。するとここで雷雲が襲来し、試合は中止となった。

ベンチから雷雲を見つめる早大ナイン

2日後に早慶戦を控える中、課題の残る展開となったこの試合。投手陣はここまで登板した全員が防御率1.00以下であるなど好調なだけに、奮起が待たれるのは打線だ。この日は東大投手陣に対し、5回までに放った安打はわずか2本。第1試合で明大相手に16安打11得点を挙げた慶大打線とは対照的である。早慶戦で木澤尚文、関根智輝、増居翔太といった好投手から得点を奪うには、好機での打撃を改善する必要があるだろう。明日の練習でできる限りの修正をし、宿敵『打』倒を目指したい。

(記事、写真 池田有輝)