高校生たちに一生の思い出をー。 20日に設立された中高のスポーツ選手を支援する一般社団法人「スポーツを止めるな」は新たな取り組みとして、高校生たちの心に一生残る“プレゼント”を届けるプロジェクトを始動させた。 その名も「青春の宝」プロジェ…

高校生たちに一生の思い出をー。
20日に設立された中高のスポーツ選手を支援する一般社団法人「スポーツを止めるな」は新たな取り組みとして、高校生たちの心に一生残る“プレゼント”を届けるプロジェクトを始動させた。

その名も「青春の宝」プロジェクト。
日本を代表するトップアスリートらが高校生たちの試合を生の声で本格的に解説し、その映像を対象の学校に贈るという。新型コロナウィルス感染拡大の影響で最後の試合を待たずして引退してしまった選手たちの思い出作りに一役買おうと同団体が企画した。活動を通して、今後もスポーツに携わり、若いアスリートを応戦してもらうことを目的としている。

第一弾のお披露目が27日に宮城県の石巻工業高校で行われ、同校ラグビー部の試合(2019年6月3日 第68回宮城県高等学校総合体育大会ラグビーフットボール競技3位決定戦)に、いずれも元日本代表として活躍した五郎丸歩と野澤武史氏が真剣なコメントを入れ込んだ映像を公開した。

映像では、「今のはいいランでした」「キックを得意とするチームなのが分かります」「良く前を見てプレーできていますね」「ミスマッチ気味でしたが、ナイスディフェンスでした」などとプレーを讃える解説もあり、上映後に石田瑠主将は「今回自分たちの試合を五郎丸さんや野沢さんに解説してもらうことで、自分たちのチームの強みや弱点が理解できた。9月から花園予選が始まるので、そこに向けてチーム一丸となって頑張っていきたい」と意気込んだ。部長の布施雅博教諭は「こうした解説付きの動画を作ってもらえることは、生徒に取ってもモチベーション上がると思って、応募させていただいた。自分たちのチームを好きになってほしい。感謝しています」とお礼を述べていた。

今後はバスケットボール、バレーボール、柔道 で順次実施していく予定で、現在も高校を募集している。
詳細の募集要項はこちら  https://spo-tome.com/takara/
この活動はクラウドファンディングでも支援を受け付けている。
詳細はこちら  https://readyfor.jp/projects/spo-tome2020