開幕連勝で迎えた第3節は中大との一戦。前半36分に先制を許すもゴールを重ね、最後は木村の一発がさく裂。3―2の乱戦を制し、開幕3連勝を果たした。 開始早々から多くのチャンスをつくるも「消極的なプレーが続いた」(小柏)と決め切れず。そして36…
開幕連勝で迎えた第3節は中大との一戦。前半36分に先制を許すもゴールを重ね、最後は木村の一発がさく裂。3―2の乱戦を制し、開幕3連勝を果たした。
開始早々から多くのチャンスをつくるも「消極的なプレーが続いた」(小柏)と決め切れず。そして36分には「甘いプレーと決断の悪さが出た」(栗田大輔監督)。守備陣のボール回しの間に連携ミスからカットを許すと、一瞬のうちに失点。そのまま0―1で前半を折り返す。
(写真:開幕3連発目がさく裂した小柏)
迎えた後半。61分にPKを獲得すると、住永が落ち着いてこれを沈める。74分には再び中大に勝ち越しを許すも、直後に小柏が3戦連発となる同点弾を叩き込んだ。この拮抗(きっこう)する場面で追い風を吹き込んだのは途中出場の5人(佐藤凌、杉浦、稲見、藤原、木村)。「代わりに入った5人が良い材料になった」(栗田監督)。攻撃が一気に加速し、多くの好機を演出。そして後半38分には、裏に飛び出した木村が右足を振り抜き、公式戦初ゴールがさく裂した。「底力を見せられた」(小柏)と最終スコア3―2で逆転勝利。開幕3連勝を飾った。
(写真:公式戦初ゴールに喜ぶ33番・木村)
次戦の相手は、昨季リーグ戦で連勝街道を驀進(ばくしん)していた明大を下した筑波大。「意地のぶつかり合いになる」(木村)と熱い戦いが繰り広げられるだろう。「ムラのあるプレーと判断力が反省材料」(栗田監督)と今節は課題を残した。見つけたものを克服し、開幕4連勝を狙う。
[佐々木崚太]
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試合後のコメント
栗田監督
――今試合を振り返っていかがですか。
「勝って反省がたくさん出た試合だったと思います。だからまたいろいろ振り返ることができるのでよかったと思います」
小柏
――前節同様に逆転勝利を飾りました。
「底力は見せられたと思います。しかし立ち上がりの失点のミスだったり、先制点を与えてしまうのは今季の課題です。なので、そこはしっかり改善していかなければならないと思います」
――開幕3連勝を飾りました。次戦への意気込みをお願いします。
「3連勝にとらわれずに目の前の試合に集中し、次もみんなで一体感をもって立ち向かいたいです。今日の課題を克服して、もう一回り成長した明大を見せられるように、しっかり準備していきたいと思います」
木村
――ご自身の得点を振り返っていかがですか。
「素直にうれしいのが一番です。ですが点を取った直後に失点したことやミスのことに頭が行っていました。そこで先輩に付いていくのではなく、自分主導で改善していけるようにしたいと思います」