「三菱 全日本テニス選手権91st」(本戦10月22~30日/2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/ハードコート)の混合ダブルス決勝は、第1シードの綿貫裕介/二宮真琴(ともに橋本総業ホールディングス…

 「三菱 全日本テニス選手権91st」(本戦10月22~30日/2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/ハードコート)の混合ダブルス決勝は、第1シードの綿貫裕介/二宮真琴(ともに橋本総業ホールディングス)が近藤大生(エキスパートパワーシズオカ)/久見香奈恵(橋本総業ホールディングス)を6-2 6-1で下して大会3連覇を達成した。

 決勝をプレーした近藤は現役引退を表明しており、試合後には引退セレモニーが行われた。

 33歳の近藤は、全日本選手権では2006年、10年、11年の男子ダブルスで優勝。デビスカップには2011年のフィリピン戦で代表入りを果たし、ダブルスでプレーした。

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近藤大生コメント

 いろいろな方の支えがあって、ここまでやることができました。21歳で肩をケガしてプレーできない時期には、人がプレーするのを見るのも嫌なほどテニスが嫌いになったこともありましたが、自分はあらためてテニスが好きだということがわかり、その後は周りの目を気にすることなくテニスができたと思います。

 ダブルスで全日本優勝、デ杯代表にもなりましたが、選手としてはすべてが中途半端。やっぱりシングルスで優勝したかったし、グランドスラムに出たかったです。今後は指導者として、自分ができなかったことを果たしてくれる選手をつくっていきたい。テニス人生は悔いしかありませんが、それがテニスの難しさでもある。そういうことを若い選手に伝えていけたらと思います。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)