デシャンボーがフェンス際で競技委員に主張「セカンドオピニオンを求む」 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーのザ・メモリアルトーナメントは17日(日本時間18日)、米オハイオ州ダブリンのミュアフィールド・ビレッジGC(7456ヤード、パー72)で…

デシャンボーがフェンス際で競技委員に主張「セカンドオピニオンを求む」

 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーのザ・メモリアルトーナメントは17日(日本時間18日)、米オハイオ州ダブリンのミュアフィールド・ビレッジGC(7456ヤード、パー72)で第2日が行われた。世界ランク7位ブライソン・デシャンボー(米国)は通算5オーバーの84位で予選落ち。パー5で10打を叩き、競技委員ともめている様子の動画を米メディアが「競技委員がにやにや笑う」と公開している。

 ゴルフ場とは思えない場所にいる。坂道に作られたフェンスの前に佇むデシャンボー。競技委員の説明を聞いた後、自分の意見を伝えているようだ。トランシーバーでやり取りする競技委員を横目にうつむいてカートの方に戻っていく。

 動画を公開した米専門メディア「ゴルフ.com」の記者は「冗談はよしてくれ。セカンドオピニオンを求む」とデシャンボーが話した内容を紹介し、「競技委員が背を向けてにやにや笑う」と投稿。米紙「USAトゥデー」のスポーツ専門サイト「フォー・ザ・ウイン」は「ブライソン・デシャンボーが大失速、パー5で悪夢のような10を叩く」と記事を掲載し、こうつづっている。

「15番でコメディーのような一悶着が起こり、デシャンボーはクインテュープルボギー(+5)となる10を叩いてしまった」

OBではないと主張「彼はセカンドオピニオンを求めたが…」

 問題のシーンは15番パー5だ。1打目を左の池に入れると、ドロップしたラフからの3打目は右へ抜けてフェンスを越えてしまった。その場で5打目を打ち直すも、またも右のフェンスを越えたようだ。同じ場所から暫定の7打目にも挑戦し、今度はフェンスまで行かずラフ。結局、8オン2パットで「10」を叩いた。

 同サイトなどによると、このホールの途中、3打目のボールがフェンスの真下にあり、デシャンボーはOBではないと訴えた。だが、競技委員はボールがフェンスを越えているためOBと判断。同サイトは「彼はセカンドオピニオンを求めたが、その主張は通らなかった」としている。

 デシャンボーは優勝した2週前の大会以来の出場。初日は1番パー4で423ヤードを飛ばす、驚異的なドライバーショットを披露していたが、安定感を欠いてしまったようだ。(THE ANSWER編集部)