スイス・バーゼルで開催されている「スイス室内」(10月24~30日/賞金総額170万1320ユーロ/室内ハードコート)のシングルス準々決勝で、第3シードの錦織圭(日本/日清食品)がフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)を7-5…
スイス・バーゼルで開催されている「スイス室内」(10月24~30日/賞金総額170万1320ユーロ/室内ハードコート)のシングルス準々決勝で、第3シードの錦織圭(日本/日清食品)がフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)を7-5 6-4で下し、先週のストックホルムで優勝しているデル ポトロの連勝に終止符を打った。 錦織は、デル ポトロが握った8回のブレークチャンスのすべてをしのぎ、サービスエースによってマッチポイントを生み出した。そしてネットに出てオーバーヘッドボレーを決め、試合を終わらせた。 「多くの重要なポイントをサービスでセーブした」と試合後の錦織。彼は10回のブレークチャンスを手にし、各セットで一度ずつ、そのチャンスをものにした。
「今日は、戦術的にいいプレーができたと思う」 デル ポトロは、ここバーゼルで2012年と2013年に2年連続で優勝しているが、その双方で地元のスター、ロジャー・フェデラー(スイス)を破った。しかしその翌年から、執拗な手首の故障のため出場できずにいた。 デル ポトロは今季、よい成績を重ね、少しずつランキングを上げてきて現在は42位。今大会はワイルドカード(主催者推薦)での出場だった。 錦織は今季5度目の決勝進出と2つ目のタイトルを狙っている。彼は2月に、やはり室内ハードコートのメンフィスで優勝している。 土曜日に行われる準決勝で、錦織はジル・ミュラー(ルクセンブルク)と対戦する。ミュラーはフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)を6-7(4) 6-4 7-6(3)の大接戦の末に下して勝ち上がった。 デルボニスは、第3セット5-3から自分のサービスゲームを迎えたが、そのゲームを取ることができず。ミュラーは、もつれ込んだタイブレークで5ポイントを連取し、2時間45分の戦いをものにした。
もうひとつの準決勝は、予選を勝ち上がったミーシャ・ズベレフ(ドイツ)と第4シードのマリン・チリッチ(クロアチア)の顔合わせとなった。ズベレフは第1シードのスタン・ワウリンカ(スイス)を6-2 5-7 6-1で、チリッチはマルセル・グラノイェルス(スペイン)を6-3 6-3で倒して勝ち上がった。(C)AP