通算13アンダーでツアー2勝目へ、9バーディーのラッシュで単独首位 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーのワークデーチャリティー・オープンは10日(日本時間11日)、オハイオ州ダブリンのミュアフィールドビレッジGC(7456ヤード、パー72)で…

通算13アンダーでツアー2勝目へ、9バーディーのラッシュで単独首位

 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーのワークデーチャリティー・オープンは10日(日本時間11日)、オハイオ州ダブリンのミュアフィールドビレッジGC(7456ヤード、パー72)で第2日が行われ、悪天候の影響で一部選手が日没サスペンデッドとなった。日系ゴルファーの23歳新星コリン・モリカワ(米国)は9バーディー、3ボギーの66で終え、通算13アンダーの暫定首位でトップをキープ。米メディアは圧巻のパフォーマンスについて「中断さえモリカワを止められず」と絶賛している。

 驚異のバーディーラッシュを見せた。前半で1つ伸ばすと、後半2番から4連続バーディー。ロングパットや高精度のショットでチャンスにつけていった。悪天候による中断があったものの、66の好スコア。13アンダーでプロ2勝目へ2位に3打差をつけている。

 PGAツアー公式ツイッターは「ミュアフィールドビレッジでプレーするのは彼にとって初めてかもしれないが、モリカワのスコアボードからそれを見て取ることはできない。彼はコース史上2番目に低い36ホールのスコアを記録し、6打差のリードを得る」と好調ぶりを称賛。バーディーを決めたプレー動画も公開している。

 米スポーツ専門局「NBCスポーツ」のゴルフ専門ツイッターアカウント「ゴルフ・チャンネル」は、「悪天候による中断さえモリカワを止められず」と勢いの止まらないモリカワを絶賛。米専門誌「ゴルフダイジェスト」のダニエル・ラポポート記者もツイッターでこう評価している。

「コリン・モリカワのボールストライキングがエリートレベルであることは知っていた。この2日間は、パッティングがうまくいっている時の彼がどれほど素晴らしい選手かを示す好例だ」

ウッズのデビュー時と成績比較、上回ったのは…

 米カリフォルニア州ロサンゼルス出身の日系米国人であるモリカワ。カリフォルニア大バークレー校に在籍していた2016年には、世界アマチュアランキングで1位に。2019年にプロ転向した。前戦の「トラベラーズ選手権」は、プロ転向後23戦目で初の予選落ちしたが、タイガー・ウッズ(米国)の持つプロデビューから25試合連続予選通過の最長記録に迫る勢いだった。

 国際ストリーミングサービス「ゴルフTV」の公式ツイッターは、ウッズとモリカワのプロデビューから計88ラウンドの成績を比較。アンダーパーのラウンド数は、ウッズの60に対してモリカワは59だった。オーバーパーのラウンド数も、ウッズが21、モリカワは19。平均ストロークでもウッズが69.1、モリカワが69.2と遜色のない成績だ。

 日本人として唯一の参加となった松山英樹(LEXUS)は68で回り、モリカワと4打差の9アンダーで暫定4位につけている。(THE ANSWER編集部)