フェデラーにとってマイケル・ジョーダンは「ヒーローのような存在」

テニスの元世界王者ロジャー・フェデラー（スイス）は、年内はコートに戻って来ないが、現在別の分野で新しい仕事に取り組んでいる。ランニングシューズなどを手掛けるスイスのパフォーマンスブランド「On（オン）」とコラボレーションし、新しいスニーカーのシリーズ「THE ROGER Centre Court 0-Series」を発表。その後、YouTubeでファンとのライブ交信をした様子をウェブメディア Essentially Sportsが伝えている。【動画】ジョーダンも驚いた！フェデラーの股抜きショット

このライブ交信は、フェデラーが2003年「ウィンブルドン」で初めてグランドスラムで優勝した日を記念して行われた。フェデラーはファンからの質問に答えたり、これまで知られていなかった秘密を披露したりしてくれた。

インドのファンがフェデラーに「二番目に好きなスポーツと、そのスポーツで一番好きな選手を教えて下さい」と質問。インドで最も愛されているスポーツはクリケットなので、フェデラーは冗談っぽく「クリケットだよ」と回答。

フェデラーは、「きっと彼は僕に、二番目に好きなのはクリケットだと言って欲しいのかもしれないね。そして選手はサチン・テンドルカールかな。僕はクリケットも好きだよ。でも二番目ではないな」と笑って答えた。

そしてフェデラーは、二番目に好きなスポーツはバスケットボールかサッカーだと話した。そして、少しだけバスケットボールが勝っていると付け加えた。「（好きな選手は）サッカーならジネディーヌ・ジダン、バスケットボールならレブロン・ジェームズかな」

そしてバスケットボールの話題から、マイケル・ジョーダンに会った時の感想を聞かれた。ジョーダンは、フェデラーが子供の頃から憧れるバスケットボール界のレジェンド。フェデラーは、常に彼からインスピレーションを得てきた。

「子供の頃からずっと、彼やボリス・ベッカー（ドイツ）、ステファン・エドバーグ（スウェーデン）が僕のヒーローだった。ずっと尊敬し、憧れ続けていた。もちろん、その人に会えるなんてすごく興奮したよ。ジョーダンは他の人とは違っていた。僕は感激していて、彼はすごく自然体だった。彼のすべてがリラックスしていて、気取りがなくて、そして冷静だった。素晴らしいと思ったよ」と、フェデラーは興奮と尊敬を込めて語った。

フェデラーの人柄には、ジョーダンと共通点があるように見える。彼も自然体で、コート上での彼を見ることは喜びだ。フェデラーは朋輩たちからほぼ完璧と言われているし、その闘志、技術、態度によって世界中に信奉者がいるジョーダンもそうだ。

（テニスデイリー編集部）

※写真は2014年「全米オープン」でのフェデラー（左）とジョーダン（右）

(Photo by Chris Trotman/Getty Images for USTA)