7月4日放送の「卓球ジャパン!」は、怒涛のスーパープレー集となった「卓球ジャパン!AWARDS 第二弾」。

今年1月の放送で好評を博した第一弾では、2019年で最も活躍した選手たちを取り上げたが、今回はプレーヤーではなく、『世界一凄いプレー』を選出。



この1年間の世界卓球、ワールドツアー、ワールドカップ、計18大会において、国際卓球連盟が選んだ各大会のベストプレーTOP5、合計90プレーの全てを2週にわたって一挙放送。MCの武井壮&平野早矢香、そしてゲスト審査員の森薗政崇ら3名が審査し、年間"MVP"(Most Valuable Play)を決めるというスペシャルな企画だ。



今回の前編では、10大会50個のスーパープレーを披露。当然ながらどれもこれもが凄すぎて、審査員たちも評価に四苦八苦の様子で、「印象に残っているプレーは?」と聞かれた武井も「全部ですよ!」と苦笑いを浮かべるほどだ。

やはり中国選手のプレーが多いが、そんな中ひときわ輝きを放つのはドイツの皇帝・ボル。50プレー中6プレーでランクインしており、世界屈指の安定性を誇る両ハンドプレー、緩急をつけた巧みなテクニックは、まさに「スーパープレー製造機」。

また激しい打撃戦も大きな見どころだが、世界のトップ選手だから可能なアクロバティックなプレー、トリックプレーも面白い。

逆の手に持ち替えて打球する丹羽孝希のスイッチショット、カルデラノ(ブラジル)の両手持ちバックハンドカウンターは、草の根プレーヤーなら真似したくなるはず。

そして魅せるプレーナンバーワンと言えば、フランスのファンタジスタ、ゴジだろう。ギリギリのボールを床で転がりながら返球するダイナミックなプレー、カットを織り交ぜての変幻自在のラリーは、卓球を知らない人でも興奮すること間違いなし。もちろん日本選手も登場している。

ジャパンオープンTOP5では、日本が誇るカットガールの佐藤瞳が3位にランクイン。中国の丁寧を相手に、粘って粘って粘り抜いて制したカット&ドライブラリーは必見だ。最強女王・丁寧が打ち疲れて床に崩れ落ちる姿なんて見たことがない。

またブルガリアオープンで1位にランクインした張本智和の超高速ラリーや、スウェーデンオープンでの樊振東(中国)を相手に後陣から華麗な逆襲を見せる水谷隼のプレーも見応え満点となっている。



次回7月11日放送の後編では、残り8大会の40プレーを紹介。そして、最後には世界一凄いプレーが決定する。一体どのプレーが選ばれるのか。お見逃しなく。

「卓球ジャパン!」 BSテレ東で
毎週土曜 夜10時放送


前編ノミネートプレー(選手)一覧&見どころ

■世界卓球2019
1位 ボル(ドイツ)
2位 ジブラット(スロベニア)
3位 チョン ヨンシク(韓国)
4位 コジッチ(クロアチア)
5位 丹羽孝希 ※右手に持ち替えてのスイッチショット!


■中国オープン
1位 許昕(中国)※水谷隼との超絶ラリー戦
2位 ゴジ(フランス)※ダイナミックな回転レシーブ!
3位 ボル(ドイツ)
4位 林高遠(中国)
5位 梁靖崑(中国)


■香港オープン
1位 周雨(中国)
2位 黄鎮廷(香港)
3位 ボル(ドイツ)
4位 ゴジ(フランス)
5位 平野美宇 ※試合を決めたスーパーラストショット! 直後の笑顔も◎


■ジャパンオープン
1位 樊振東/許昕(中国)
2位 孫穎莎(中国)
3位 佐藤瞳 ※カットマン必見のスーパーラリー
4位 樊振東(中国)
5位 チョン ヨンシク(韓国)


■韓国オープン
1位 許昕(中国)
2位 チョン ヨンシク(韓国)
3位 王曼昱(中国)
4位 許昕(中国) ※後陣でのバックドライブ3連発!
5位 孫穎莎(中国)


■オーストラリアオープン
1位 フランツィスカ(ドイツ)
2位 林昀儒(台湾)
3位 オフチャロフ(ドイツ)
4位 孫聞(中国)
5位 カルデラノ(ブラジル) ※両手でのテニス打ちバックハンド!


■ブルガリアオープン
1位 張本智和 ※バック対バックの超高速ラリー
2位 水谷隼
3位 馬特/武楊(中国) ※中国のカットペアvs日本の"じゅんみま"
4位 荘智淵(台湾) ※武井も絶賛の"脚"に注目!
5位 張本智和


■チェコオープン
1位 オフチャロフ(ドイツ)
2位 ゴジ(フランス) ※カット、ロビング、両手打ちバックと魅せるプレーの詰め合わせ!
3位 ボル(ドイツ)
5位 ボル(ドイツ) ※ネットに突っ込む珍プレー
4位 カルデラノ(ブラジル) ※"ナックル"カーブドライブの技ありプレー


■スウェーデンオープ
1位 伊藤美誠 ※陳夢(中国)戦でのスーパーラリー
2位 孫穎莎(中国)
3位 王楚欽(中国)
4位 樊振東(中国)
5位 水谷隼 ※樊振東を相手に鮮やかな後陣プレー


■ドイツオープン
1位 ボル(ドイツ)
2位 王楚欽/王曼昱(中国)
3位 樊振東(中国)
4位 張本智和 ※一回転しながらのバックハンド!
5位 フランツィスカ(ドイツ)