ほのか連載:『ハピ・スポ・タイム』第2回 ボルダリング編(2)いろんな体勢で奮闘する姿はこちら>> 前回は人生初のチャレンジとなったボルダリングで、見事に完登を決めて絶品のスマイルを見せたほのかさん。今回もインストラクターの村井隆一さんのア…

ほのか連載:『ハピ・スポ・タイム』第2回 ボルダリング編(2)
いろんな体勢で奮闘する姿はこちら>>

 前回は人生初のチャレンジとなったボルダリングで、見事に完登を決めて絶品のスマイルを見せたほのかさん。今回もインストラクターの村井隆一さんのアドバイスのもと、さらなる上達を目指した。


ボルダリングでの

「移動」に苦戦したほのかさん

 今回のテーマはグレード(段・級)。ボルダリングの課題にはグレードと言われる難易度が設定されているのだが、課題の見つけ方などを村井コーチから教えてもらった。

 グレードの目安としては8級から5~6級が初級者、4~5級から2級くらいが中級者、1級以上を登れるようになれば上級者。

 ほのかさんは「なるほど」とうなずいているものの、体を動かすことが好きな彼女からは「早く登らせて!」のオーラが。

 それを察知した村井コーチは、「では、さっそく8級を登ってみましょう」と提案。ほのかさんは「待ってました!」とばかりに、さっそく8級課題に挑戦となった。

 ほのかさんが挑んだ8級課題は、村井コーチの所属するAPEXクライミングジムではピンク色のテープで区分されている。同色・同形のテープがついたホールドのみを使ってスタートからゴールまで登りきれば完登になる。

 手と足で使えるホールドが限られたなか、村井コーチから「まずは右手を伸ばして」「次は左足を高い位置にあげましょう」などのアドバイスが飛ぶ。

 ほのかさんも、その指示を受けながら手と足を上手に使いながら登っていく。課題終盤、ゴールを両手でとるためには足を高い位置に上げる必要があり、思わず声が出る。

「ほっ!」

 完登後は飛び降りると危険なので、テープの色にかかわらず持ちやすいホールドを使って安全にクライムダウン。無事にマットの上に立つと、すかさずカメラにかけ寄り、

「まだまだ余裕!」

 ということで、今度は7級に挑戦。

 スタート直後は右方向にトラバース(横移動)してから、ゴールに向かって登るという課題。手と足で使えるホールドが限定されているなかで、途中で足を入れ替える動きもあって、初級者には登りごたえのある課題だ。

「S」マークのついたホールドを両手で持って、足を指定のホールドに置いたところからスタート。一手目は右手を伸ばし、次いで左手を寄せる。今度は右足を移動するように村井コーチから指示が出る。

「えー、左足が浮いちゃいますよ」

 そう言いながらも、ほのかさんはアドバイス通りに右足を移動。すると、体が右側に振られて左足が壁から離れてしまう。すかさず、それみたことかと言わんばかりに、

「ほら~」「待ってーーー」

 それでも壁から落ちることはなく、村井コーチとしゃべりながら次の動きに移る。こぶし大くらいのホールドを踏んでいる足を、右から左へと入れ替えるのも軽々こなしていく。

 もしかして、7級も簡単すぎたかも……。

 トラバースのパートを終えると、そこからは直登ゾーン。少し距離のあるホールドにも「反動をつけて勢いで」というアドバイスを受けると、体を振ってスッと立ちあがり距離を稼いでホールドをキャッチ。助言を受けたからといって、すぐにできるとは限らないのに、ほのかさんは、あっさりクリアしていく。

 レーザーポインタで次のホールドがどこにあるか指しながら教えてくれている村井コーチが、右ひざのあたりにあるホールドを指し示しながら、「右足はここにあがります」と助言するも、

ここがどこかわからず「見えません!!」

 それでも、体を少しズラしてホールドを確認すると、簡単に右足をあげる。左足も高い位置のホールドに置き直して、ゴールホールドを両手でつかんで、見事に7級も完登となった。

「疲れた~~。達成感!!」

 充実の表情を浮かべるほのかさんの登りを、村井コーチは「2度目なのに、登る動作に適応しつつあるのがすごい」と驚く。

「7級まで登れたんですね。階級があがるごとに、達成したときの喜び度もあがりますね。だけど、指が痛くなってきました」

 腕で登ると思われがちのボルダリングだが、実際にもっともよく使うのは指先。そのため指皮がホールドとのフリクション(摩擦)によって削られて痛みが出るものの、これは回数を重ねていけば指皮も強くなっていく。そう説明を受けたほのかさんは、新たな目標を掲げる。

「目指せ4級!!」

 果たして、4級まで達成することができるのか。ほのかさんのボルダリング・チャレンジはまだまだ続く。

Profile
ほのか
1996年3月23日生まれ、神奈川県出身
「可愛すぎるビールの売り子」として芸能界デビュー
ネットを中心に話題となり、現在はバラエティ番組や
グラビアなどを中心に幅広く活躍中
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佐賀里幸伸●プロデューサー produced by Sagari yukinobu
田中健一朗●ディレクター directed by Tanaka Kenichiro
山崎実、柴田徹也●ムービー撮影 movie by Yamasaki Minoru, Shibata Tetsuya
株式会社ボーダーレス●制作
豊田 円●ヘアメイク hair&make-up by Toyoda Madoka
本多仁美●スタイリング styling by Honda Hitomi
APEXクライミングジム●撮影協力 shooting cooperation by APEX Cimbing Gym
ASICS●衣装協力