長かった自粛期間を経て、ついに夏季オープン戦が開幕した。3月末以来となる対外試合の相手は、社会人の強豪・SUBARU。0-4と一旦は大きく離されるも9回裏、打線が爆発。最後は山田陸人内野手(法2=桐光学園)の適時打でサヨナラ勝ちを飾った。…

 長かった自粛期間を経て、ついに夏季オープン戦が開幕した。3月末以来となる対外試合の相手は、社会人の強豪・SUBARU。0-4と一旦は大きく離されるも9回裏、打線が爆発。最後は山田陸人内野手(法2=桐光学園)の適時打でサヨナラ勝ちを飾った。

 最後の最後で粘り強さを見せた。4点差で迎えた9回裏、1死二、三塁の好機で打席は市岡奏馬外野手(情コミ4=龍谷大平安)に。甘く入った球を逃さず、右中間へ適時三塁打を放ち、2点差まで詰め寄った。これを契機に村松開人内野手(情コミ2=静岡)、明新大地外野手(政経2=明大中野)にも適時打が生まれ、試合は振り出しに。2死一、三塁と一打サヨナラの場面で、打席は山田陸に回ってきた。振り切った打球は左翼手の前へ落ちる適時打となり、逆転に成功。〝粘りの明治〟を見せ、開幕戦を劇的勝利で飾った。

 レギュラー争いは熾烈(しれつ)を極める。山田陸を始め、村松、明新、長南佳洋外野手(文2=八戸学院光星)など、多くの2年生が結果を残し猛アピール。数少ない出場機会をものにし、春季リーグ戦に向け一歩一歩前進し続ける。

[久野稜太]

◆明大OB・森下智之選手(平31文卒・現SUBARU)の活躍に注目!◆

 森下選手が5打数3安打の大活躍を見せた。第1打席、第2打席は中前へ、続く第3打席は右前へ安打を放ち猛打賞。守っても安定した守備を披露するなど、18年春の大ブレーク男は社会人になってもチームをけん引していく。