今シーズンのサモラ賞争いから絶対王者の脱落が濃厚となっている。スペイン『マルカ』が伝えている。 ラ・リーガのシーズンを通して1試合当たりの平均失点数が最も少なかったGKに送られるサモラ賞。ここ最近はアトレティコ・マドリーのスロベニア代表GK…

今シーズンのサモラ賞争いから絶対王者の脱落が濃厚となっている。スペイン『マルカ』が伝えている。

ラ・リーガのシーズンを通して1試合当たりの平均失点数が最も少なかったGKに送られるサモラ賞。ここ最近はアトレティコ・マドリーのスロベニア代表GKヤン・オブラクが4年連続で受賞しており、リーグ最高のGKとして絶対的な地位を築いていた。

今シーズンも受賞した場合、5年連続で受賞する史上初の選手になる可能性があったものの、直近のアラベス戦とバルセロナ戦において2つのPKとオウンゴールで、3失点を喫していた。

リーグ戦残り5試合を残しているアトレティコ。オブラクはここまで33試合に出場し25失点。1試合当たりの失点数は0.76点とリーグ2位につけているが、1位を走るレアル・マドリーのベルギー代表GKティボー・クルトワは、ここまで29試合に出場し失点18。1試合当たりの失点数は0.62点となっている。

オブラクが直近の2試合で3失点を喫したのに対し、クルトワは2試合連続クリーンシートを記録。その点もオブラクの5年連続受賞を困難にさせている。

オブラクがこの差を埋めるには、残りの5試合全てを無失点に抑え、かつ、クルトワが残りの6試合で6失点以上を許すことが絶対条件となるが、ここまでリーグトップの15試合でクリーンシート(無失点試合)を記録しているクルトワの調子を考えれば、かなり難しい状況であることがわかるだろう。果たして今シーズンのサモラ賞を受賞するのはどちらになるだろうか。

◆1試合当たりの失点数ランキング

1位:ティボー・クルトワ(レアル・マドリー)/0.62点

2位:ヤン・オブラク(アトレティコ・マドリー)/0.76点

3位:ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)/0.83点

4位:ダビド・ソリア(ヘタフェ)/0.94点

5位:トマシュ・ヴァツリーク(セビージャ)/0.98点

6位:マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)/1.03点

7位:セルヒオ・アセンホ・アンドレス(ビジャレアル)/1.07点

8位:ジョルディ・マシプ(バジャドリー)/1.13点

9位:ルイ・シルバ(グラナダ)/1.17点

10位:アレックス・レミロ(レアル・ソシエダ)/1.28点