8月14日から再開予定のATPツアー。しかし、中断期間のしわ寄せでいきなり超過密スケジュールとなっている。そこで注目が集まるのは、世界2位のラファエル・ナダル(スペイン)が、どのようにスケジュールを組むかだ。【関連記事】ジョコビッチに選手たちからも批判続々。「冗談では済まない」

現時点で決まっているツアースケジュールは以下の通り。

「ATP500 ワシントンD.C.」:8月14日~8月21日

「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」:8月22日~8月28日

「全米オープン」:8月31日~9月13日

「ATP250 キッツビューエル」:9月8日~9月13日

「ATP1000 マドリード」:9月13日~9月20日

「ATP1000 ローマ」:9月20日~9月27日

「全仏オープン」:9月27日~10月11日

なんと、7週間連続でマスターズ1000やグランドスラムが行われる異例のスケジュール。しかもナダルはこの内昨年「全米オープン」、「ATP1000 ローマ」、「全仏オープン」で優勝。出場4大会合計で、5,360ポイントを稼いでいた。これはナダルが現在保有するポイントの約54%にあたる。

ツアー中断のため現在はランキングポイントは凍結されており、再開後の扱いはまだ発表されていない。ただ通常であれば、昨年と同じ大会で同等以上の結果を残すことが選手にとっては一つの目標となる。

ナダルの陣営は、この超過密スケジュールの中で、昨年と同じ大会に出場して同等の結果を残すことは現実的ではないと考えているようだ。

英テニスメディアのtennisheadによると、コーチのカルロス・モヤ(スペイン)は「彼は20歳ではない。僕たちは常にナダルの健康を優先してきた」「(今回も)彼の精神的、肉体的な状態が最優先されるからスケジュールをどのように整理していくかを考えなければならない」と語っている。

また有料テレビ局Eurosportによると、ナダルの叔父であるトニは「ラファは躊躇していた」と明かし、「ATPのカレンダーは、ベテラン、特にBIG3にとってはほとんど手に負えないものだから、僕は少し醜いと思っているんだ」と語っている。

大陸間の移動もあり、アメリカではいまだ新規の感染者が多いため「全米オープン」を含むハードコート大会を欠場して、クレーコート大会の「全仏オープン」に専念するといった可能性もあるだろう。

今後ナダルがどんなスケジュールを組むことになるか、これからも注目が集まる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPカップ」でのナダル

(Photo by Speed Media/Icon Sportswire via Getty Images)