写真:尚坤(シャンクン・中国)/提供:ittfworld

ドイツの卓球リーグ・ブンデスリーガは2019-2020を終え、プレーオフを制したザールブリュッケンがブンデスリーガ初タイトルを獲得した。

ザールブリュッケンは、ドイツ代表のパトリック・フランチスカ、スロベニアの若手ダルコ・ヨルジッチ、元中国代表左腕の尚坤(シャンクン・中国)と実力者を擁しての優勝となった。その尚坤の活躍を中国メディア「新浪体育」が29日取り上げた。

元中国代表左腕・ブンデスリーガへ

尚坤は、今シーズンからブンデスリーガに参戦し、シーズン個人成績1位の結果を残した。2017年のハンガリーオープンで準優勝するなど世界でも結果を残し、世界ランキングは過去最高45位まで上り詰めた経験を持つ。




写真:尚坤/提供:ittfworld

尚坤は、2017年末に代表チームを離れ、2018年初旬からは超級リーグでプレーするなどし、結婚も果たした。その頃から「もっと海外に行ってみたい、体験したい」と思っていたという。2019年の8月に妻とともにドイツに渡り、ザールブリュッケンからブンデスリーガに参戦した。

新型コロナウイルスの影響でブンデスリーガのシーズンが中断し「20%の減給を受けた」というが、尚坤は中断期間を利用してドイツ語を勉強したり、ランニングをすることで体力維持に努めた。

プレーオフでチーム初タイトルへ導く

ブンデスリーガは、最終5番のダブルスの代わりにシングルスが適応されることや、ゲームごとのコートチェンジも行われないなど、新型コロナウイルスの感染予防による措置がとられ、プレーオフを開催。ザールブリュッケンがタイトルを獲得した。

尚坤は「クラブのオーナーとスポンサーも非常に興奮しているようだった。しかし、優勝後はハグやお祝い事ができず、写真を撮るときは距離をとる必要がありました」と新型コロナウイルスの影響を明かした。

ドイツに住んで約1年、ブンデスリーガのタイトルを獲得した尚坤。「本当にやりがいがあります。以前は代表チームで卓球しかしていなかったとき、自分が将来何をするのかと悩みました。今では、より開放的で豊かな気分になり、少なくとも将来に対しても自信を持てています」と語り、ブンデスリーガ参戦が大きな転機となったようだ。

文:ラリーズ編集部