渋野日向子ら待ちに待った開幕に喜びのコメント、選手たちには何を感じた? 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフのアース・モンダミンカップが25日、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で開幕。降雨…

渋野日向子ら待ちに待った開幕に喜びのコメント、選手たちには何を感じた?

 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフのアース・モンダミンカップが25日、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で開幕。降雨の影響でスタートの遅れや中断もある中で全選手がホールアウト。112日遅れで迎えた開幕。選手たちは喜びや感謝の言葉を残した。

 日米通算5勝の渋野日向子(サントリー)は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの72で終え、首位と6打差でイーブンパーの59位。「試合勘を取り戻すのに時間がかかりました」と振り返った。

 23日までに全選手、関係者が受けたPCR検査は、4人が再検査に。渋野は「(24日の)20時に結果が出るまで、かなりドキドキしていた。自分でも気を付けてはいるんですけど、(陽性に)なっていたら本当にいろんな人に迷惑をかけるなって思ってたので、陰性っていう結果を聞いて本当に安心しましたし、無事に試合を開催してくださって本当にありがたいです」と、待ちに待った開幕を喜んだ。

以下、主な選手の喜びや無観客試合への反応

 鈴木愛(昨年賞金女王は4アンダー)「凄く楽しく回れた。キャディーさんが凄く盛り上げてくれたので無観客試合と思えないくらい。同伴のキャディーさんたちも拍手をしてくれたので、楽しく回れました」

 小祝さくら(黄金世代の一人。4アンダーの好発進)「試合の有難みとかも感じましたし、休んでいたので『去年より全試合出たいな』と思いました。目標は通算2勝目です」

 安田祐香(注目の19歳新人がプロデビューで1オーバー)「キャディーさんのポンチョの背中のネームの色が赤じゃなくなったので(プロは白)、『あっ、プロだな』って思いました。嬉しいです」

黄金世代の原英莉花「気合はバッチリ入っている」

 原英莉花(黄金世代の一人。4アンダーの好発進)「本当に気が引き締まる思い。久しぶりなので少し緊張しました。初日にしては凄い良かった。今年はもっと成長した姿を見せたい。開幕戦ですし、気合はバッチリ入っている」

 古江彩佳(安田と同じ“プラチナ世代”は1オーバー)「久しぶりの試合で楽しかったです。ギャラリーの方がいないのは寂しい感じはしましたが、そんなに1年間とか戦っていたわけではなくて、アマチュアの方が多かったので、そこの慣れは大丈夫かなと思っています」

 若林舞衣子(産休から復帰した32歳は2アンダー)「ギャラリーの方がいないですが、みんなが自粛の中で開催していただいたのは本当に感謝の気持ちでいっぱいです。子供は東京の姉の家に預けています」

 松田鈴英(勝みなみ黄金世代と17年プロテスト合格組の22歳はイーブンパー)「久しぶりの試合だったので凄い楽しかったです。今日はバーディーが来て、ボギーが来てっていうのが多かったのであまりよくなかった。ミドルパットの距離感を修正したい」

 川崎志穂(1番で今季イーグル1号など3アンダー)「今日は楽しくプレーできた。ワクワクする気持ちが強く、いい方向への気持ちが高まった。安心してプレーできる環境を作ってくださって本当に感謝しています」

 篠原まりあ(大分出身の23歳は手堅くイーブンパー)「なかなか開幕がない状態だったのでモチベーションを保つのが難しかったけど、いざ会場に来るとゴルフをできるワクワク感が大きい」

 臼井麗香(黄金世代の一人。4アンダー)「試合が始まる前はオフの期間も長くて不安もあったけど、試合が始まると集中力とアドレナリンでそういった意味でいいプレーはできたと思います」(THE ANSWER編集部)