112日遅れの開幕戦、渋野日向子は早朝の地震に「布団を被った」 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフのアース・モンダミンカップが25日、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で開幕。降雨の影響で…

112日遅れの開幕戦、渋野日向子は早朝の地震に「布団を被った」

 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフのアース・モンダミンカップが25日、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で開幕。降雨の影響でスタートの遅れや中断もある中で、日米通算5勝の渋野日向子(サントリー)は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの72で終え、首位と6打差でイーブンパーの59位。早朝に発生した地震やラウンド中の間食について語った。

 コロナ禍で112日遅れとなった開幕。待ちに待った瞬間だったが、早朝4時47分には千葉県東方沖を震源とする最大震度5弱の地震は発生した。会場の柚ヶ浦市内は震度2。渋野は「本当にびっくりした」と明かす。しかし、揺れで目を覚ましたのではなく「起きて2分後です。長時間揺れたので、布団から出ようと思ったけど布団を被りました」と笑った。

 プレーでは5番で規定違反の2打罰を受けてダブルボギーとし、10番でもボギー。それでも後半の3バーディーでイーブンまで戻した。オフに強化したアプローチについて「今まで58度(ウェッジ)で打っていたようなところを52度で打って、しっかりパーを獲っていたのでよかった」と手応え。筋力強化で飛距離アップを目指したが「飛距離が伸びた感じは全くなかったです」と苦笑いした。

 昨年はラウンド中におやつを食べる様子が話題を呼び、お気に入りの駄菓子が店から消えるほど人気となった。この日は途中でチョコレートやゼリー飲料を頬張ったが「食べるよりも試合に必死でした(笑)」と今季は“甘さ控えめ”。「もっと攻めのプレーができるように頑張りたい」と上位浮上を狙う。(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)