25日に女子ゴルフ開幕、黄金世代の原英莉花がオンライン会見 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフのアース・モンダミンカップが25日から4日間、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で行われる。ツ…
25日に女子ゴルフ開幕、黄金世代の原英莉花がオンライン会見
新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフのアース・モンダミンカップが25日から4日間、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で行われる。ツアー通算1勝の21歳・原英莉花(日本通運)は24日にオンライン会見を実施。オフには師匠の尾崎将司からアドバイスを受け、開幕戦に挑む。
当初の予定から112日遅れで開幕する。原はラウンドや家でのトレーニングを中心に調整。尾崎に練習を見てもらうこともあった。相次ぐ大会中止で訪れた長い調整期間。悩んでいたのはクラブ選択だった。昨年使用したものではなく、新しいアイアンセットで練習。しかし、思うようなショットを打てず「スイングが悪いのかな」と迷い込んだ。
何度も迷った末に昨年のセットを使用。すると、ピッタリはまったという。ジャンボからは「決めたら迷わず練習しろ」と“金言”を授かった。「1本にしっかり絞って練習できたことが大きかった」と状態も上り調子で初戦を迎える。
昨年は3打差の2位に入った大会。しかし、最終日の16番は突然の雨でドライバーのフェース(ボールが当たる表面)が濡れ、ボギーをたたいた。今年は雨対策としてあえてフェースとボールを濡らしてラウンド。「ドライバーが滑ったのが凄い心残りだった。アゲインストの中で濡れたクラブでどう打つのが一番最適かずっと練習してやってきた」。同じ場面が来た場合、ドライバーからクラブ変更を視野に入れて戦うという。
笑顔で会見に臨み、切りすぎた前髪も「手直しした」と“調整”。練習中は、ブランドアンバサダー契約を結ぶミズノ社の「マウスカバー」をつけて感染予防も準備万端だ。「体力面は凄く強化したので、最終日のラスト5ホールに向けてしっかり集中力を切らさない体は作ってきたつもりです」。昨年リゾートトラストレディス以来、約1年ぶりの通算2勝目を記念すべき特別な開幕戦で奪いに行く。(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)