25日開幕の女子ゴルフ、賞金女王・鈴木愛「こんなに早く開幕するとは…」 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフのアース・モンダミンカップが25日から4日間、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で…

25日開幕の女子ゴルフ、賞金女王・鈴木愛「こんなに早く開幕するとは…」

 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフのアース・モンダミンカップが25日から4日間、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で行われる。昨季賞金女王の鈴木愛(セールスフォース)は24日にオンライン会見を実施。シーズン開幕に向けて意気込みを語った。

「こんなに早く開幕すると思っていなかった。もうちょっと遅くなると思っていた。思った以上にショットが間に合っていない。ドライバー(ショット)はいいけど、下から打つクラブは切り返しがアジャストしていない。パットはいいです」

 率直な心境を明かした鈴木。当初は8、9月の開幕を想定していたという。無観客試合となり「寂しいですし、ギャラリーの声援で気持ちも高ぶる。一定の気持ちで回れるのが良い方向にいくか、悪い方向にいくかわからない」と想像する。2017年大会女王は、自身の精神面を分析した上で無観客試合の影響を説明した。

「普段はマイペースだけど、ゴルフになると気性が荒くなる。一回フラット(な気持ち)で試合をしたことがあるけど、ゴルフになると波がある方がいい。バーディーがあると拍手をしてもらいたいし、気持ちの起伏があるほうが試合を作れるので面白くなる。日に日にその辺は試合勘が増してくると思う」

イ・ボミを賞金女王に導いた“名キャディー”とタッグ

 清水重憲キャディーと昨年5月以来2回目のタッグを組む。15、16年大会はイ・ボミと連覇し、賞金女王に導いた名キャディー。鈴木はコースを知り尽くす清水さんに厚い信頼を寄せた。

「男子、女子いろんな選手を担いでたくさんの優勝を経験されて、このコースでも優勝されている方。全て任せてもいいと思っています。観客がいないと寂しいところはあるけど、その辺はキャディーさんに盛り上げてもらって自分の気持ちを高めていきたい。

 半年ぶりの試合で試合勘には不安がある。とにかく久しぶりなので1試合やってみないとわからない。久しぶりに長々と練習したのでちょっと腰とか疲れ気味。優勝すればもちろんいいけど、まずは4日間できるように欲張らずにできればと思います」

 昨季は渋野日向子、申ジエとの争いに競り勝ち、2度目の賞金女王に輝いた。ツアー屈指のパット巧者の技術にも注目だ。(THE ANSWER編集部)