25日に女子ゴルフ開幕、青木はSNSの情報発信やオークションに協力 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフのアース・モンダミンカップが25日から4日間、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で行わ…

25日に女子ゴルフ開幕、青木はSNSの情報発信やオークションに協力

 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフのアース・モンダミンカップが25日から4日間、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で行われる。プレーヤーズ委員長の青木瀬令奈(マツシマホールディングス)は23日にオンライン会見を実施した。

 今季、27歳の青木は選手会にあたるプレーヤーズ委員会の委員長に就任。コロナ禍では地元・群馬などで調整を続けてきた。その間もLINEで選手の意見を吸い上げるなど行動。「選手たちからやりたいという声もありつつ、対策はしっかりできているのかという声もありました。協会の方としっかりコミュニケーションをとれるように行動してきました」と振り返った。

 検温や消毒、PCR検査など万全の感染対策を実施。「ゴルフ場に着いて、検温や行動記録の問診票の提出する時も係りの方と接触しないようにフィルターがありました。練習場でボールを受け取る時もアルコール消毒液がある。飲み物ももらう時も同じで本当に徹底されていて、安心感がありました」と説明した。

 当初の予定から112日遅れで開幕する今季のツアー。開幕は遅れていたが、この間もSNSで積極的に選手たちの情報を発信。オークションで寄付金を集めるなど、中心となって動いてきた。「スポーツは生きていく上でなくてもいいことかもしれない。でも、ないことに慣れてほしくないと思ってやっていました」と吐露。さらに久々のツアーに対して思いを明かした。

「開催にあたって不安もありました。会場入りしていつも通りの試合風景のラウンドをできましたけど、やっと開幕するんだという楽しみが大きいです。選手としてはやりたい。海外選手が出られないという心苦しさはありますが、開催してくださるのであれば私たちはベストパフォーマンスをすることが大切だと思います」

 未曽有のウイルスで環境が変わり、“選手会長”として立場も変わった。27歳のシーズンが幕を開ける。(THE ANSWER編集部)