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 開幕3戦目の21日ヤクルト対中日戦(神宮)で異変は起きた。9回表の攻撃前、中日与田監督が嶋田球審に、バックネット裏を指さしながら話し合うシーンがあった。中日加藤球団代表によると「報道ブースから『捕手がインコースに構えた』などの声が聞こえる」と伝えたという。

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 ネット裏にあるテレビ、ラジオの放送ブースは、前面に窓がない吹き抜け状態でグラウンド全体を見渡し、試合中継を行っている。スタンドは無観客で静かなため、解説者の配球の読み、捕手の構えた位置を伝える実況の声が、グラウンドレベルの選手にまで届いていたというわけだ。

 放送ブースからの声が気になり出した選手は、ある種の「サイン盗み」状態を意識してしまい、気になって仕方がなかったのだろうか。与田監督は「選手の方からいろいろ審判に伝えてほしいという要望があった」と明かした。

 無観客試合ならでは「サイン盗み」ならぬ、「サインばらし」の珍事。これにはヤクルトの球団関係者も「まさかとしか言いようがない。想定外でした」と仰天。試合後に対策を話し合い、放送ブース防音のためビニール製の透明なシートを張ることにした。12球団にも同様の注意が促された。

 サイン盗みは禁止されているが、球界では二塁走者の怪しい動き、コーチャーズボックスの不自然なジェスチャーなど、疑惑は昔も今もあるといわれる。しかし、放送ブースのリアル実況、解説者の配球読みが「サインばらし」になっていたとは、画面越しに見ているファンには夢にも思わない。

 「天の声」を逆利用するという手もある。与田監督から審判へ指摘があったのは勝利目前の3戦目、試合終了間際。恩恵を受けたかどうか!?は別として、中日は2勝1敗と開幕カード8年ぶりの勝ち越しに成功した。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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