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 「カープ女子」や「オリ姫」などその球団の女性ファンを指す言葉をよく耳にする。また球場に足を運べば、グラウンドにいる選手たちにレンズを向ける熱心な女性ファンがいる。

 今回はそんな野球好きな女性にフォーカスする企画「野球女子」で、「グラゼニ女子」や「四国アイランドガールズ」など、野球関係の仕事に携わる橋元優奈さんにお話を伺った。

ボールを片手にポーズを決める橋元優奈さん

◆サイン入りバットが導いた野球の世界

 両親と3姉妹の家庭で育った橋元さん。女性ばかりの家庭で立場の弱かった父親だが、橋元さんが小学生の時に松井秀喜選手のサインバットのレプリカを買ってきたことがあった。「父親としては、子どもたちと一緒に野球をやりたかったから買ってきたのではないか」と橋元さんは話す。

 その時、松井選手のバットを見て「誰のサインだろう?」と感じたことをきっかけに野球を見るようになり、小学校高学年になって初めて野球観戦へ行ったのだ。

 それからも試合観戦に球場へ足を運び、今ではスコアブックの書き方を学んだり、インターネットで独立リーグの速報を見たりするなど、どっぷり野球につかる日々だ。また地元が神奈川ということもあり、横浜DeNAベイスターズのファームの試合も見に行くほどの野球ファンとなった。

 プライベートだけではなく仕事でも野球に携わる機会があるが、その魅力について聞くと、「野球を見るのが好きなので、実際にファンとしてみる目線もですが、グラウンドレベルで見る練習風景や裏方の仕事、さらには記録係やマネージャーの仕事など、1試合にかける皆さんの動きとか全体が見られるのは魅力です」と語る。

 始球式などの仕事でダグアウト裏に行くこともあるが、「その場にいることに興奮しています」と話す。しかし「選手たちのピリピリした雰囲気、特に先発投手は近くに寄れない緊張感が漂っていて、気軽にウロウロできないです(笑)」とベンチ裏の秘話を話してくれた。

ボールをもってポーズをとる橋元優奈さん

◆これからも野球へ愛情を注ぎ続ける

 「球団や仕事など、みんなの支え合いのすばらしさを感じるのが野球の魅力だと思います」と、野球の魅力を話す橋元さん。

 野球選手の魅力について聞くと、

「インタビューなどでNPB関連の仕事とか携わって思うのが、プロ野球選手に選ばれる理由や練習量、また意識や食事の摂り方などです。

 努力している人がプロ野球に行っていますが、そうした人たちはスポーツ以外にも勉強や生活がしっかりしている。こうした意識の高さは参考にしています。」

 純粋に夢を目指している姿は、橋元さんにとって美しく見え、尊敬の念を寄せている。

 野球を愛し、そして野球から多くのことを学んでいる橋元さん。今後は、「野球を見る楽しみだけではなく伝えることの楽しみを感じているので、野球好きな人がもっと好きになるような情報や、自分が野球について思ったことを文章や言葉にして伝えることができれば、という夢があります」と語った。

 そして最後に、「本当に野球が好きなので、どんな形で貢献できるかわからないですが、芸能の仕事でやらせていただいたことを、頑張っている人たちに沢山還元できるようにしていきたいと思っています」と、自身の目標についても話してくれた。

 インタビュー終了後、「そもそも野球はプライベートの趣味という位置づけで、周りに野球が好きだということは伝えていなかった」と話す橋元さん。そこにグラゼニ女子のオーディションの話が舞い込んできて、是非という形で、野球関連の仕事に携わり始めた。橋元さん自身はこれを奇跡と話す。また昨年NPBの始球式をやったが、「夢のまた夢のような出来事でした」と振り返る。

 インタビューを通じ、野球への深い愛情を随所に感じさせられた。笑顔で野球の話をしている姿は野球への愛にあふれ、輝いていた。

 自ら「奇跡」と話す野球の仕事に、橋元さんはこれからも愛情をもって取り組んでいく。そんな橋元さんが今後、どのような形で野球を発信していくのか、楽しみにしたい。

橋元優奈さん