プロテニスツアーの再開はまだだが、一般の人々は少しずつテニスを楽しめる状況が戻ってきている。だが人との間隔をあけるとか、互いにマイボールを使う、休憩をとって手を洗うなどの予防手段は欠かせない。…

プロテニスツアーの再開はまだだが、一般の人々は少しずつテニスを楽しめる状況が戻ってきている。だが人との間隔をあけるとか、互いにマイボールを使う、休憩をとって手を洗うなどの予防手段は欠かせない。時にはうんざりするほどの対策をYouTuberたちが傑作なパロディ動画にしてみせた。テニス関連ウェブメディアBaselineが報じている。【実際の動画】Youtuberによる笑えるテニス

動画の中で、プレーヤーたちはコロナ対策をとことん真剣に受け止めている。まずテニスクラブについた二人は、「6フィート(約1.8メートル)!」とソーシャルディスタンスの順守を互いに要求。コートに入った後は「最近海外へ行ってないか?」「感染者と接触してないか?」など確認。「熱はないか?」にどちらも「ないよ」と答えるが信用できずお互い熱をチェックし合う。

消毒、殺菌、もちろんボールには自分のイニシャルを書く。ただ…二人のイニシャルはどちらも同じIなのだが。自分の方へ打たれた球を打ち返す前に空中で抗菌スプレーを噴霧、打った後のラケットにももちろんスプレー。そして予想されたとおり、イニシャルが同じ二人はどれがどちらのボールかわからない。

審判はいないのでプレーヤー自身が「アウト」などコールしているのだろうが、マスクのせいで何を言っているか聞き取れない。「マスクをとれよ」と言われた方はマスクをはずすが、その下にももう一枚同じマスクをしている。

そして一人が軽い咳をしてしまい、もう一人はスプレーを噴霧しながら追い回す。そんなこんなでプレーは終わり、握手やハグの代わりには、通常のラケットタッチより工夫を凝らして、手の形をした風船で行っている。

そして徹底したコロナ対策の結末は…ぜひ、動画のチェックを。

(テニスデイリー編集部)

※写真は3ラケット分の距離を保つように注意するサイン

(Jessica Christian/The San Francisco Chronicle via Getty Images)