米経済誌Forbesによると、38歳のロジャー・フェデラー(スイス)はサッカー選手クリスティアーノ・ロナウドらを抜いて、地球上で最も高収入のアスリートとなった。そんなフェデラーが冬を過ごすドバイの高級マンションを、英The Sun紙が紹介し…

米経済誌Forbesによると、38歳のロジャー・フェデラー(スイス)はサッカー選手クリスティアーノ・ロナウドらを抜いて、地球上で最も高収入のアスリートとなった。そんなフェデラーが冬を過ごすドバイの高級マンションを、英The Sun紙が紹介している。【実際の写真】フェデラーの超豪華ペントハウスの様子

「ウィンブルドン」8度優勝を誇るフェデラーは、Forbes誌によれば年間1億630万ドル(約115億円)を稼いだということだ。この多くはスポンサー契約料によるものである。

そして、フェデラーは収入の一部を不動産に使うのをためらわない。ドバイにある1,300万ポンド(約17億8,200万円)の素晴らしいマンションもその一つだ。この部屋からは、港の見事な眺めを楽しむことができる。

さかのぼること2014年、フェデラーはドバイに家が必要であると気づいた。故国スイスがものすごく寒くなる冬の間、ドバイでなら最高級の施設でトレーニングできるからだ。そこで彼はタワーマンションの最高級の部屋、プレジデンシャル・ペントハウスを購入。ちなみに、彼はスイスにも2軒の家を所持している。

ここはドバイで最高級のタワーマンションとして知られ、元F1スターレーサーのフェルナンド・アロンソも、この高さ689フィート(約210メートル)、50階建てのビルに部屋を所有しているそうだ。

このマンションからは高級なヨットがびっしりと係留された港、ブルジュ・アル・アラブ(帆の形をした世界最高級ホテル)、そしてパーム・ジュメイラ(椰子の木の形をした人工島)の素晴らしい眺望を楽しむことができる。

フェデラーは、かつて「容赦のない暑さだった。毎日39度とか、そんなだと思う。でも練習は楽しめたよ。平和で静かで、ここで過ごすのがある意味気に入ったんだ」と語っていた。

「なんていうか、“練習にも休暇にもどちらにもいいよね”と思ったんだ。次に気づいたら、もう部屋を買っていた」

フェデラーはこの豪華タワーマンションにある6,100平方フィート(約567平米)のプレジデンシャル・ペントハウスを所有している。それぞれ専用の浴室が付いた5つの寝室があり、広大な玄関ホールにも化粧室がある。照明、室温やマルチメディアの操作ができるスマートホーム・システムが備わっており、どの部屋からでも設定を変えることができる。

870平方フィート(約80平米)もある素晴らしい専用テラスからは、ドバイの港と広大な海の眺望を堪能することができる。こうした豪華な部屋を作るための建設費は惜しまれておらず、最高級の資材だけが使われている。

もしフェデラーや家族が部屋で過ごすことに飽きたら、楽しい時間を過ごすための設備がタワー内にたくさんある。屋上には温水プールがあり、設計にフェデラーも一役買ったという最先端のフィットネス・センターもある。特別な入居者たちには個別対応の警備チームが用意されているので、狂信的なファンが問題を起こす心配もないだろう。

しかし、このマンションの最高の特典はおそらく24時間対応のコンシェルジュだ。専属の執事、運転手付きのリムジン、予約制のフェラーリ、そしてヘリコプターや自家用ジェット機といったサービスを、ボタン1つで用意してもらうことができるのだ。

※為替レートは2020年6月11日時点(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「ATP500ドバイ」でのフェデラー

(Photo by Amin Mohammad Jamali/Getty Images)