3月初旬に行われた第27節を最後に、新型コロナウイルスの影響で約3カ月の中断を余儀なくされたラ・リーガ。しかし、無観客の中で熱戦が繰り広げられた11日のセビージャ・ダービーをもって再開に漕ぎつけた。

世界中のラ・リーガファンにとって待望の再開となる今節は、マジョルカFW久保建英、エイバルMF乾貴士と2人の日本人選手が、熾烈な優勝争いを繰り広げる首位のバルセロナと、2位のレアル・マドリーに挑む2つのカードに注目が集まるところ。

3月初旬に行われた前節のエイバル戦を自らの決勝点で競り勝ち、逆転での残留に向けて大きな勝ち点3を手にした久保。好パフォーマンスを披露していた中での思わぬ長期の中断に水を差されたものの、肉体改造に取り組んだ結果、練習再開時には筋肉量を大幅に増やした印象だ。試合勘や周囲との連係などに不安は残すが、持ち味のテクニックに加え、中断期間に手にした強さで古巣相手の好パフォーマンスを期待したい。

その久保と対峙するバルセロナはエル・クラシコでの敗戦により、一時首位陥落も翌節のレアル・ソシエダ戦の勝利によって首位を奪還した状態で中断期間に入った。再開後のトレーニングでは長期離脱明けのFWスアレスが早速、軽快な動きを見せたものの、エースFWメッシが別メニュー調整を行うなど、コンディション面にやや不安を抱えている模様だ。

好パフォーマンスを見せていた久保と異なり、中断前はポジション争いで苦戦を強いられた乾は、今回のリーグ再開をキッカケに再びポジション奪取といきたい。コンディション調整で個人差が見受けられる中、ストイックにトレーニングを継続してきたプロフェッショナルには、劣勢が予想されるレアル・マドリー戦でのスタメン出場を期待したいところだ。

一方、ベティス相手の敗戦により2位陥落で中断期間に入ったレアル・マドリーだが、この期間に負傷離脱していた一部主力が続々と練習復帰を果たしており、今後の巻き返しに向けた準備はできている。ただ、ハードワークを前面に押し出すアウェイチームに対して、手探りの中での再開初戦はタフな戦いを強いられる可能性もありそうだ。

その他の注目カードは10位のアスレティック・ビルバオと、6位のアトレティコ・マドリーによる強豪対決と、7位のバレンシアと13位のレバンテによるバレンシア・ダービー。

リーグ戦では2戦連続ドローも、中断前のチャンピオンズリーグ(CL)で前大会王者リバプールを破る会心の勝利を手にしたアトレティコは、軽傷を負ったFWフェリックスのコンディションに不安こそあるものの、多くの主力が戦列復帰する見込みで逆転でのトップ4フィニッシュに向け、勢いを与えるような戦いが期待される。

また、ラ・リーガ全体ではブンデスリーガの試合を見て予習はできているものの、ソーシャル・ディスタンスの規制、無観客開催が及ぼすパフォーマンスの影響も注視していきたいところだ。

《ラ・リーガ第28節》

6/11(木)

セビージャ 2-0 ベティス

6/12(金)

《26:30》

グラナダ vs ヘタフェ

《29:00》

バレンシア vs レバンテ

6/13(土)

《21:00》

エスパニョール vs アラベス

《24:00》

セルタ vs ビジャレアル

《26:30》

レガネス vs バジャドリー

《29:00》

マジョルカ vs バルセロナ

6/14(日)

《21:00》

アスレティック・ビルバオ vs アトレティコ・マドリー

《26:30》

レアル・マドリー vs エイバル

《29:00》

レアル・ソシエダ vs オサスナ