主要メディア、団体での年間表彰で7冠達成 ボクシングの統括団体IBFが2019年度の年間表彰をオンラインで発表し、昨年11月、埼玉で行われたWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)対元5階級制覇王者のノニト・ドネ…

主要メディア、団体での年間表彰で7冠達成

 ボクシングの統括団体IBFが2019年度の年間表彰をオンラインで発表し、昨年11月、埼玉で行われたWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)対元5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン)のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝が年間最高試合に選出された。主要メディアや団体での年間表彰で堂々の7冠を達成した。

 通常ならIBF総会の晩餐会に前年度の各賞受賞者が出席するのが慣わしだが、新型コロナウイルスの影響で今年は中止に。その代わりに、IBF公式YouTubeで、リングアナウンサーのクレイグ・スティーブン氏が年間表彰を発表した。

 2019年度のIBF年間最優秀試合に選出されたのは「ドラマ・イン・サイタマ」とも命名されたWBSS頂上決戦だった。

「WBSSシーズン2で際立ったファイト、バンタム級決勝戦はモハメドアリ杯とIBFバンタム級王座をかけて日本で行われました。フィリピンの閃光、ノニト・ドネア対モンスター、ナオヤ・イノウエです」

井上も動画でコメント「みなさん力を合わせて乗り越えましょう」

 フルラウンドの死闘となった名勝負をスティーブン氏は2019年最高の試合として発表した。

 昨年マカオで行われたIBF総会に参加した井上は今回動画で登場。「世界的にコロナウイルスの影響で大変な状況が続いていますが、みなさん力を合わせて乗り越えましょう。僕もまた最高の試合ができるように頑張ります」と感謝の意を表明した。

 この世紀の名勝負は世界ボクシング協会(WBA)、米スポーツ専門局「ESPN」、米専門誌「リング」、1909年創刊の英専門誌「ボクシングニュース」、全米ボクシング記者協会、米ヤフースポーツでも年間最高試合に選出されており、今回のIBF表彰で輝ける7冠となった。(THE ANSWER編集部)