給付金を週約4万3000円から約3万2000円へ減額する方針を撤回したフロント 新型コロナウイルス感染拡大の影響でマイナー選手の大量解雇や給与削減が行われている大リーグ。ナショナルズでは給付金減額となったマイナー選手に対し、メジャーロースタ…

給付金を週約4万3000円から約3万2000円へ減額する方針を撤回したフロント

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でマイナー選手の大量解雇や給与削減が行われている大リーグ。ナショナルズでは給付金減額となったマイナー選手に対し、メジャーロースター入り選手たちが全会一致で資金援助を表明したが、そんななかオーナー陣が減額要求を引き下げる方針転換に出たと米紙「ワシントン・ポスト」が報じている。

 マイナー選手への週払い給付金を6月から1か月間、週400ドル(約4万3000円)から300ドル(約3万2000円)に減額するとしていた方針を覆し、「6月中は減額せずに400ドルを払い続ける」と表明したナショナルズのオーナー陣。選手が介入するやいなやの計画変更にも、メジャー選手による資金援助発起人のドゥーリトルは自身のツイッターで「ワシントン・ナショナルズの選手たちは、私たちのマイナーリーガーが給付金を全額受給し続けられると聞き、興奮している。この難しい時期に、彼らの給与を元に戻すために努力が尽くされてきたことに私たちは感謝している」とフロントを称えた。

 その上でドゥーリトルは「私たちは引き続き彼らをサポートする。3月1日の時点でナショナルズ組織の一員だった全てのマイナーリーガーにさらなる支援と援助を提供するため、ナショナルズの選手たちは『More Than Baseball』と協力して資金を寄付する」と今後も変わらず資金援助を続ける意向を語った。(Full-Count編集部)