ジョーダン・ブランドとともに32名の学生へ奨学金を支給 米プロバスケットボール(NBA)・トレイルブレイザーズのカーメロ…
ジョーダン・ブランドとともに32名の学生へ奨学金を支給
米プロバスケットボール(NBA)・トレイルブレイザーズのカーメロ・アンソニーは、ジョーダン・ブランドを通じて32名の学生へ奨学金を支給することが27日(日本時間28日)、発表された。米スポーツ専門局「CBSスポーツ」に対して、教育の重要性やロールモデルの存在価値について語り、自身の目標とする姿も告白した。
「カーメロ・アンソニーが32名の学生に奨学金支給を発表し、自身が持ち得なかったロール・モデルという存在になる道を進む」と題した記事の中で、アンソニーは若者にとって模範となる人物の存在がいかに重要か、自身の経験を交えながら語った。
「我々のコミュニティにはそれが欠けていた」。このようにアンソニーが語ったものは「ロール・モデル」という存在だ。
「模範とする人物は誰だったか。自分がそうだったように、模範とする男性の存在がいなかった子どもたちにとって、誰がそうした存在だったのか。“隔離”されているから、誰が情報を得るための正しい人物なのか探すんだ。そして、そうした環境下で生活するだけで、緊張状態にある。人を信頼するのは難しいんだ。だからその信頼を見つけたとき、その意味は大きい」
メリーランド州のボルチモアで育ったアンソニー。麻薬組織の台頭などもあり、治安のあまり良くないことでも知られる街で、幼いころに父親を癌で亡くし、母親に育てられた自身にとってロール・モデルは、欲しくても得られなかった存在だったようだ。
「彼ができたなら、自分もできる」と思われるような存在に
ジョーダン・ブランドのアンバサダーとして32名の学生への奨学金授与を発表したアンソニー。「ウィング・スコーラーズ」というプログラムを通じて、同ブランドは2015年から1800名の学生に奨学金を授与してきた。32名の学生はそれぞれが選んだ大学4年間もしくは、どんな中等教育以降の課程でも、全て奨学金を受け取ることができるという。
「全てのものは変化している。将来のパイオニアやリーダーが君たちであることを、若者たちには理解してほしい」。このように語ったアンソニーは、「MJ(マイケル・ジョーダン)や自分でさえ、教育はメッセージの中でも最も重要なものだ」と教育の重要性を強調。そして、若者たちのロール・モデルになる、という自身の目標とする姿を告白した。
「自分は環境の産物で、両方の側面を見てきた。恵まれていない、サービスの十分ではないコミュニティで、毎日のように苦労してきた。でも、それとともに、自分の決意となりたい姿、やりたいことに集中することで、反対側に行くこともできた。自分は両方の側面から見ることができる。だから、そういったコミュニティのために声を上げる義務があるって、いつも感じるんだ。自分は彼らの声であり、希望なんだ。自分はそうありたい。『彼にできたんだから、自分もできる』そう思ってもらえることが自分のゴールだよ」
昨年11月にトレイルブレイザーズと契約し、約1年ぶりにコートに戻ってきたアンソニー。35歳になった今でもコート内で躍動するベテランは、今や多くの若者のロール・モデルとなっているはずだ。(THE ANSWER編集部)