スポーツロスに嘆くファンへ「名珍場面特別編」―昨年2月、ウッズのスーパーリカバリー 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。スポーツロスに嘆くファンへ向け、過去の様々な競技で盛り上がったシ…

スポーツロスに嘆くファンへ「名珍場面特別編」―昨年2月、ウッズのスーパーリカバリー

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。スポーツロスに嘆くファンへ向け、過去の様々な競技で盛り上がったシーンを「名珍場面特別編」としてプレーバック。今回は昨年2月に男子ゴルフのスーパースター、タイガー・ウッズ(米国)が披露した超絶リカバリーショットだ。まさに匠の技というべき、スーパースライスショットにファンからは「何だこれは?」「信じがたい」などと驚愕の声が上がった。

 これぞ、ウッズの技術が凝縮されたスーパーリカバリーだ。2019年2月の世界選手権シリーズ、WGCメキシコ選手権2日目の9番ホール。バンカーからの第2打だった。

 ピンまでは約130ヤードだが、グリーン方向には右サイドから木がせり出しており、そのまま狙うことは出来ないシチュエーション。手前の花道に刻むしかないか――。しかし、ウッズの選択は違った。

 思い切ったオープンスタンスからクラブを振り下ろすと、サイドスピンをかけられたボールはスライス軌道で見事にグリーンに着弾。これだけでも凄いが、さらなる驚きは次の瞬間だった。

ピンチ一転のミラクルに「今までで最も偉大だ」の声

 着弾したボールが90度角度を変えてピン方向へ向かったのだ。カップの手前を通り過ぎて、2メートルほどオーバーしたが、ピンチ一転、バーディーチャンスにつけたのだ。

 圧巻のミラクルショットを、PGAツアー公式インスタグラムは「なんというスイング。なんというショット。タイガー・ウッズ、信じられない」と題して動画で公開。ファンに衝撃を与えた。

「何だこれは?」
「史上最高」
「これが教科書だ」
「信じがたい」
「今までで最も偉大だ」
「クレイジーショット」
「驚異的な一打」
「とても素晴らしい」
「馬鹿げている」

 ウッズは24日(日本時間25日)、好敵手のフィル・ミケルソン(米国)らとチャリティーマッチを行い勝利。寄付により集まった総額2000万ドル(約21億5000万円)を新型コロナウイルスの救済基金に贈る。(THE ANSWER編集部)