マリア・シャラポワ(ロシア)は5回世界ランキング1位になり、通算1位在位週は21週。ロシアの女子選手として初の世界1位となった。先頃行われたライブチャットで、世界王者ノバク・ジョコビッチ(セル…

マリア・シャラポワ(ロシア)は5回世界ランキング1位になり、通算1位在位週は21週。ロシアの女子選手として初の世界1位となった。先頃行われたライブチャットで、世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)はシャラポワの大ファンであると語っていた。Tennis World USAが伝えている。シャラポワが、初めて世界ランキング1位になったのは2005年8月22日、18歳の時。最後は2012年7月だった。アメリカのスポーツ専門テレビ局ESPNから贈られるESPY賞では最優秀テニス選手賞を5回受賞。グランドスラムでは5回優勝を遂げ、生涯グランドスラムを達成した女子選手の一人となった。

女子選手で生涯グランドスラムを達成したのは、マーガレット・コート(オーストラリア)、ビリー ジーン・キング(アメリカ)、クリス・エバート(アメリカ)、マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)、シュテフィ・グラフ(ドイツ)、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)など史上わずか10人しかいない。シャラポワがそれを達成したのは2012年6月9日、「全仏オープン」で初優勝した時だった。

キャリアを通してシャラポワは通算36回優勝、その中には2004年の「WTAファイナル」での優勝、グランドスラムに次ぐレベルであるプレミア大会での12回の優勝が含まれている。米経済誌Forbesによれば、シャラポワは世界の女性アスリート収入ランキングで11年連続1位となっており、2001年にプロになって以来2億8500万ドル(約307億円)を稼いでいる。また2018年には女性起業家たちを指導する新たなプログラムを開始した。

ジョコビッチは、「いつも君がコートで見せる気迫に感心していたんだ」と、シャラポワの性格の大ファンだと告白。

「コートでだけじゃない、コートを離れてもそうだ。僕らは知り合って長い、15年にもなる。だから僕が“本当のマリア”を知ってる、とは言わないけれど、他の人がコート上でもコートの外でも見たことがない君を知っていると思うよ」

「会場に入ると君はファイターの顔になる。そういうところの大ファンなんだ」とジョコビッチは説明した。

※為替レートは2020年5月22日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真はシャラポワ(左)とジョコビッチ(右)

(Getty Images)