キャンプ中断後もアリゾナに残る選手が練習を行えるよう、施設再開をGMが明言 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕延期となっているMLB。そんな中、菊池雄星投手の所属するマリナーズがキャンプ地の施設再開を決めたとMLB公式サイトが報じている…

キャンプ中断後もアリゾナに残る選手が練習を行えるよう、施設再開をGMが明言

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕延期となっているMLB。そんな中、菊池雄星投手の所属するマリナーズがキャンプ地の施設再開を決めたとMLB公式サイトが報じている。

 キャンプ地のアリゾナ州ピオリアにある球団のトレーニング施設は、新型コロナウイルスの影響でスプリングトレーニングが中断になった3月19日から2か月以上閉鎖中。球団は全ての選手、スタッフをオフシーズン扱いとし自宅に帰るよう促したが、中にはアリゾナに自宅を構える選手やシャットダウン以降もピオリアに留まり続けている選手もおり、菊池もその一人だ。

 マリナーズのジェリー・ディポトGMは「まだ正式な日付は確定していないが、月曜か火曜(現地時間)に自主練習のためにピオリアの施設を開放することを期待している」と発言、選手やスタッフが少人数で非公式に練習するために施設を再開する方針を明かした。

 全体練習をどこで行うかについてはまだ決まっていないが、今のところ本拠地シアトルのあるワシントン州キング郡は大人数で集まることを制限しており、個人練習以上のことはできないのが現状。その点、ピオリアの施設は本拠地のTモバイル・パークよりも多くの練習場があるため、ソーシャルディスタンスをとったり練習時間を最大化させるのには都合がよく、またアリゾナを使用する他球団との練習試合をより多く設けることができるというメリットもある。

 一方でデメリットとしてはこの時期、連日38度近くにも達する暑さがあるが……。ともあれ菊池とっても開幕へ向け一歩前進となりそうだ。(Full-Count編集部)