新型コロナウイルスの大流行によって、世界は多くの負の影響を受けている。このパンデミックに対抗するため、スペインの大スターであるラファエル・ナダル(スペイン)は、影響を受けた人々を救済することに…

新型コロナウイルスの大流行によって、世界は多くの負の影響を受けている。このパンデミックに対抗するため、スペインの大スターであるラファエル・ナダル(スペイン)は、影響を受けた人々を救済することに注力してきた。ナダルはこのために膨大な時間を費やしたが、最近になってようやく練習する時間を見つけた。トレーニングを再開した初日にナダルが語ったことを、ウェブメディア Essentially Sportsが伝えているインタビューの中で、ナダルはしばらくぶりに練習を行ったと語った。さらに、自身のアカデミーで練習しているのではないことも明かし、その理由を説明した。「アカデミーを使っていいかどうかわからないから、個人所有の家で練習している。友人のプライベートカントリーハウスを使わせてもらっているんだ」

ナダルはさらに、パンデミックによって導入された規制や、状況がどのように改善しているかについてもコメントした。

「幸運なことに、僕たちはこの大惨事を少しずつ抑え込みつつある。昨日からは散歩に行けるようになった。とてもシンプルで、ずっと当たり前だと思っていたことを、僕らはまた楽しめるようになった」

新型コロナウイルス大流行の影響を誰もが感じている。人々は家から出ることができない。そして最悪なのは、テニスを見て楽しむことすらできないことだ。世界中でワクチン開発のために多大な努力がされており、この状態ももう長くは続かないことが期待される。

ワクチンが開発されれば、テニスの再開に近づくことになる。これは間違いなくナダルが望んでいることだろう。

現在、ロジャー・フェデラー(スイス)が男子シングルスのグランドスラム最多優勝20回という記録を保持している。しかし、ナダルはあと1度の四大大会優勝でこの記録に並ぶことができる。ナダルは今年中にこれを達成する機会を待ち望んでいるだろうし、うまくいけばその機会は訪れるだろう。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年スペインで練習するナダル

(Photo by Clara Margais/Getty Images)