コロナ、コロナで気持ちも滅入りそうな4月の日々が続いています。「事件」はそんな9日の朝に起きました。 何とデイリースポ…

 コロナ、コロナで気持ちも滅入りそうな4月の日々が続いています。「事件」はそんな9日の朝に起きました。

 何とデイリースポーツの1面が「猛虎クロスワード」になったのです。サブ見出しは「自粛生活のパートナー」。紙面をまるまる使って、デイリーがひいきにしている阪神タイガースに関する設問が50個並びました。

 

 ボールペンを片手に解いてみると…。難易度もなかなかいいレベルに設定されており、楽しい30分を過ごすことができました。この1面はもちろん、SNS上で大きな反響がもたらされました。

 「阪神の試合がないからって、書くことないんかーい笑」「さすがデイリー、ウケる!何が何でも阪神で一面という気概がパネエw」「クロスワードから猛虎魂を感じる」-。

 業界関係者が内情を明かします。

 「新型コロナ情報で紙面が埋め尽くされる一般紙や、地域のコロナ対策や現状を報じる地方紙に比べて、スポーツ新聞は今、正念場です。スポーツ新聞は本来、1面から5面が野球情報で埋め尽くされ、読者は前夜の試合の余韻をかみしめたくて買うものだからです」

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 日本プロ野球、メジャーリーグ、ドラフト候補が猛アピールを展開するアマチュア野球も行われない異例の事態。特に1面はスポーツ新聞にとって「顔」でもあり、その選択によって即売の売り上げが左右されます。

 「それゆえ、『1面を何にするか』は社内でも侃々諤々と議論が闘わされ、場合によっては担当同士でケンカになることもあるぐらいです。スポーツ新聞社にとって、そんな『命』ともいえる1面を『猛虎クロスワードパズル』にするというのは、この2020年春を象徴する歴史的な事件といえると思いますね」

 別の関係者はこう証言します。

 「デイリーだからこそできる『遊び心』あふれた企画でしょう。今、スポーツ新聞社はネットでの収益増に活路を見いだしていますが、デイリーはその成功例なんです」

 「阪神報道という絶対的な特徴があるからこそ、『紙の新聞を買うのは阪神ファン。その他の情報は全てネットファースト』という割り切りができた。他の11球団や一般スポーツ、芸能の記事に関して、デイリーはネット原稿にするのが本当に早く、ヤフートピックスにも多く採用されています。そんなこともあって、紙面では『購入してくれた阪神ファンをとにかく大事にする』とコンセプトも明確なんです。ネットに載らない阪神コラムの充実もその一環でしょう。このクロスワード企画も猛虎党から多くの賛同を集めましたよ」

 確かにその日、街角のコンビニでは緊急事態宣言にも関わらず、デイリーが飛ぶように売れたと言います。

 「ぜんぶコロナが悪い」と落ち込んでいても仕方がない。こんな時こそ、ビックリ仰天の企画で世間に風穴を開けてみよう-。デイリーの「猛虎クロスワード」1面は、ビジネスマンにそんなヒントを与えてくれたとも言えそうです。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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