世界がロックダウンしてから、グランドスラム19回優勝のラファエル・ナダル(スペイン)がキッチンに立つ姿をInstagramに投稿したのは、2回目になる。前回ナダルは妻と自分のためにパスタを料理していたが、今回、彼が作っていたのはケーキだった…

世界がロックダウンしてから、グランドスラム19回優勝のラファエル・ナダル(スペイン)がキッチンに立つ姿をInstagramに投稿したのは、2回目になる。前回ナダルは妻と自分のためにパスタを料理していたが、今回、彼が作っていたのはケーキだった。どうやらナダルは、ケーキ作りは大変だと思ったようで、モンテカルロで3時間トレーニングする方が卵を泡立てるよりも楽かも、とコメントしている。そんな彼に、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)がアドバイスをしたようだ。ウェブメディア Essentially Sportsが伝えている。

ナダルは、「家事をするのは大変。モンテカルロの大会(今週開催のはずだった)で3時間テニスのトレーニングをする方が楽だと思ったよ。でも今は、これを笑顔でやらなきゃね!そして完成品の写真を見せるよ…応援を宜しく!」と、母国語であるスペイン語で投稿した。

この投稿に元世界ランキング1位のウォズニアッキが、彼の作業を楽にしてあげようとケーキ作りのヒントを返信。「たぶん、その泡立て器を反対向きに持った方がいいんじゃない?」

ナダルは「ATP1000 インディアンウェルズ」がキャンセルされてからずっとマヨルカ島の自宅で待機している。数週間前には、妹と自宅の庭でテニスをしている姿が投稿された。

最近、ナダルの元コーチで叔父のトニ・ナダル氏の話では、ナダルは今はテニスのことや練習のことについてはあまり考えていないらしい。このパンデミックの中、彼の心は寄付を募り、祖国と同胞の人々をサポートするという考えが占めているそうだ。

また、トニ氏は「今我々が直面している巨大な問題の前では、他のことは忘れられていい。新型コロナウイルスの問題を優先すべきで、テニスは今は二の次だ。ラファエルと話をした時、そう言っていたよ。情のある人間ならそれが当然だろうね」と語った。

(テニスデイリー編集部)

※写真はウォズニアッキ(左)とナダル(右)

(Getty Images)