写真:平野美宇(日本生命レッドエルフ)/提供:©︎T.LEAGUE

Tリーグセカンドシーズンを終え、プレーオフファイナルに進出するチームが決まった。男子は木下マイスター東京vs琉球アスティーダ、女子は日本生命レッドエルフ(以下、日本生命)vs木下アビエル神奈川(以下、KA神奈川)となった。

新型コロナウイルスの影響により、ファイナルの延期が発表されたが、今回は女子ファイナル進出チームのセカンドシーズン7試合の直接対決を振り返ろう。

層の厚さ際立つ日本生命




写真:早田ひな(日本生命レッドエルフ)/撮影:ラリーズ編集部

2位のKA神奈川に8点差をつけ、レギュラーシーズンを1位で終えた日本生命。シーズンを通して強さを見せつける結果となった。

KA神奈川との直接対決の戦績は4勝3敗と一見互角だが、3度の敗戦はいずれもビクトリーマッチでの決着だった。つまり勝ち点0での敗北は一度もなかったということになる。この点から、総合的には日本生命がKA神奈川を上回っていたと言えるだろう。

対KA神奈川戦で活躍を見せたのは、全日本女王の早田ひなだ。KA神奈川のエース・石川佳純に対し、ビクトリーマッチ含め2勝をあげ、チームの勝利につなげた。成長を続ける新女王はファイナルでもチームのキーパーソンとなるだろう。

今季シングルス勝利数トップの森さくらや、出場数は少ないもののシングルス負け無しの五輪代表・平野美宇も活躍を見せた。さらに、陳思羽(チェンズーユ)、田志希(チョンジヒ)、于夢雨(ユモンユ)の海外勢もシングルス・ダブルスともに勝ち星を重ねている。選手層の厚さが日本生命の特徴の一つだ。

巻き返しを図るKA神奈川




写真:石川佳純(木下アビエル神奈川)/提供:©T.LEAGUE

一方のKA神奈川、鍵を握るのはやはりエース石川佳純だろう。今季はシングルス11勝4敗と7割越えの勝率を誇り、日本生命戦でも早田、森、田志希から勝ち星を挙げている。五輪に向けて仕上がりを見せる石川がファイナルでどんなプレーを見せてくれるか、楽しみだ。

世界ジュニア女王・長﨑美柚、昨年度全日本2位・木原美悠の「ダブルみゆう」にも注目したい。両選手とも要所で勝利を収め、チームのプレーオフ進出に貢献した。また、2人によるダブルスは大きな鍵を握るだろう。レギュラーシーズンでは日本生命戦で2勝を挙げており、2試合ともチームとしても勝利している。ファイナルでも2人がチームに勢いを与えられれば、KA神奈川の勝利が近づくだろう。

まとめ

日本生命-KA神奈川

第1戦 2-3
第2戦 3-2
第3戦 3-1
第4戦 2-3
第5戦 4-0
第6戦 3-1
第7戦 2-3

レギュラーシーズンの両チームの直接対決の結果としては、日本生命が4勝(うち1試合が4-0、2試合が3-1、1試合が3-2)、KA神奈川が3勝(いずれも3-2)となっている。一発勝負のファイナルでは、どちらが勝ってもおかしくないだろう。

プレーオフファイナルは延期になったが、事態が収束し開催できる日を楽しみに待とう。

文:ラリーズ編集部