国際スポーツクライミング連盟(IFSC)は11日、新型コロナウイルスが世界的に拡がっている状況を受け、大陸別五輪選考大会であるアジア選手権、ヨーロッパ選手権の開催を少なくとも6月以降に延期する方向で検討していると発表した。

 当初は4月25日~5月3日に中国・重慶で開催される予定だったアジア選手権。しかし新型コロナウイルスの影響で、先月に開催地変更を含めての延期がアナウンスされていた。今回はその続報となる。

 IFSCのマルコ会長は「IFSCや各大陸評議会は、選手がいかなる場所でもベストなコンディションでクライミングができる状況を創出するために、可能な限り合理的な選択をしていく」とし、IFSCヨーロッパのウォルフガング会長は「非常に厳しい状況となったが、IFSCの判断が正しいことも理解している」との声明を出した。ヨーロッパ選手権は、3月20日~27日にかけてロシア・モスクワで実施される予定だった。

 6月以降とされた2大会は、いずれも五輪の大陸別予選を兼ねていて、男女優勝者(コンバインド種目)は五輪代表出場枠を獲得できる。アメリカ選手権はすでに終了し、残るアフリカ選手権(3月19日~22日/南アフリア・ケープタウン)とオセアニア選手権(3月28日~29日/オーストラリア・シドニー)に予定の変更はない。

 日本山岳・スポーツクライミング協会は、昨年の世界選手権、IFSC複合予選会、そして今年のアジア選手権で出場枠を得た選手の中から、5月16日・17日に実施する第3回コンバインドジャパンカップ(岩手・盛岡)の最上位選手が五輪代表2人目に内定するとしている。アジア選手権が6月以降となることで、日本の五輪代表選考にも影響が及びそうだ。

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IFSC/Forrest Liu