現地時間、2020年2月28日、アメリカコロラド州ベイルにて、THE 2020 BURTON US OPEN SNOWBOARDING CHAMPIONSHIPSの、スロープスタイル決勝が行われ、日本人ライダーが大活躍をみせた。
男子は角野友基が、2015年に前人未到のバック・トゥ・バックでトリプルコーク1620をメイクして優勝して以来、5年ぶり2回目の優勝を手にした。セミファイナルを4位通過で、ファイナルへ駒を進めた角野。ファイナルは10名のライダーが3本ずつ演技を行い、ベストポイントで争われた。角野は2本目のランでベストポイントとなる89.3をマークしトップに躍り出る。以降、このポイントを超えるライダーは現れず、2位以下に大差をつけ、圧倒的な勝利で優勝を手にした。


Daniel Milchev / Red Bull Content Pool

女子は鬼塚雅が決勝1本目で自己ベストスコアをたたき出し、2年連続の3位を獲得。昨年、同大会同種目で日本女子史上初となる表彰台の快挙から1年、今年も見事結果を出し、その存在感をアピールした。


Daniel Milchev / Red Bull Content Pool

今大会、スロープスタイルのコースは難易度が高く、3つ用意されたジャンプセクションのうち、ストレートジャンプは1つのみ。残りの2つはトランジションといって、ハーフパイプのRのような曲線を使ってテイクオフをするセクションとなっている。ストレートジャンプを得意とする日本勢には、難しいコースと想定されていたが、角野や鬼塚はそんな懸念を払拭し、見事なライディングで表彰台に上り詰めた。


Photo by Burton
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Text:Shin Akiyama