日本ラグビーフットボール協会は24日、「ワールドラグビー パシフィック・チャレンジ2020」に参加するジュニア・ジャパンの、遠征スケジュール及びメンバーを発表。早大からは小林賢太(スポ3=東福岡)、相良昌彦(社2=東京・早実)、河瀬諒介(…

 日本ラグビーフットボール協会は24日、「ワールドラグビー パシフィック・チャレンジ2020」に参加するジュニア・ジャパンの、遠征スケジュール及びメンバーを発表。早大からは小林賢太(スポ3=東福岡)、相良昌彦(社2=東京・早実)、河瀬諒介(スポ3=大阪・東海大仰星)の3人が選出された。


成蹊大戦で相手ディフェンスを振り切る小林

 小林、河瀬はU20日本代表に選出された経験があるが、3人ともジュニア・ジャパンは初選出となる。1年時からフロントローとしてスクラムを支え、安定した活躍を見せ続けてきた小林。昨年度はシーズン当初からスクラムの改善に取り組み、関東大学対抗戦、全国大学選手権(大学選手権)の全試合に先発出場してその成果を見せつけた。優れた体格から生まれるパワフルなプレーやフィールドでのハンドリングスキルをジュニア・ジャパンでも生かせるか。また、河瀬も1年時からスピードを生かしたランを武器に台頭。昨年度はこれまでの強みに加え、タックルに耐えうる強化したフィジカルを身に着け、さらなる進化を遂げた。世界の舞台でも、その活躍に期待がかかる。


大東大戦でゲインする河瀬

 そして、特筆すべきは相良昌である。相良昌は今回、李承信(帝京大)とともにダブルキャプテンに任命され、チームを率いることとなった。1年生ながら昨年からスタメンとして試合に出場し高いワークレートや正確なタックルで、背番号6を不動のものとした相良昌。大学選手権決勝では前半最後にチームプレーからインゴールを駆け抜け、早大11年ぶりの日本一に貢献する働きを見せた。ジュニア・ジャパンでキャプテンを務めるという重責は、今後のラグビー人生においても貴重な経験となるに違いない。


成蹊大戦で先制トライを挙げMOMに選出された相良

 昨年度は2勝1敗で2位につけたが、今回も好成績を収めたいところ。ジュニア・ジャパンは3月6日から3月14日の間にトンガA、サモアA、フィジー・ウォリアーズと対戦する。海外の若手選手たちと対戦する中で得た新たな知見をチームに還元できるはずだ。

(記事 山口日奈子、写真 千葉洋介、石名遥)

 ※ジュニア・ジャパン遠征メンバー全選手は、日本ラグビーフットボール協会のホームページに掲載されていますので、そちらも併せてご覧ください。

ジュニア・ジャパン 試合日程
日付対戦相手試合開始時間
3/6(金)トンガA14:30
日本時間(11:30)
3/10(火)サモアA14:30
日本時間(11:30)
3/14(土)フィジー・ウォリアーズ15:30
日本時間(12:30)