26日に引退を発表した元世界1位のマリア・シャラポワ(ロシア)。シャラポワがそのキャリアで稼いだ額は、約3億2,500万ドル(約358億円)にも及ぶと米経済誌のForbesが報じている。シャラ…

26日に引退を発表した元世界1位のマリア・シャラポワ(ロシア)。シャラポワがそのキャリアで稼いだ額は、約3億2,500万ドル(約358億円)にも及ぶと米経済誌のForbesが報じている。シャラポワは現在32歳。17歳だった2004年に「ウィンブルドン」でグランドスラム初優勝を飾り、2012年の「全仏オープン」で生涯グランドスラムを達成。だが、2016年にはドーピング検査で陽性反応が出たため出場停止処分を受けた。2017年に復帰したが、その後は肩の故障に悩まされ、最新の世界ランキングでは373位に。通算獲得タイトルは36個、グランドスラムで5度の優勝を飾っている。

そのキャリア通算の収入額は、女子アスリートで2位だという。1位は同じくテニス選手のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)の、約3億5,000万ドル(約386億円)だ。

シャラポワが大会に出場して得た賞金額は、約3,870万ドル(約42億6,000円)。これも女子テニスでは、セレナ、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)に次いで現在3番目に多い金額となっている。これに、ナイキなどの多数のスポンサー契約や出演料を加えて巨額の収入を得てきた。

更に2012年にはキャンディの会社を立ち上げており、ビジネスにも進出している。引退発表では「次に何をやろうとしても、その山を乗り越えて、成長していく」と、意欲を持ち続けており、引退しても度々注目を集めるだろう。

(テニスデイリー編集部)

※為替レートは2020年2月27日時点

※写真はニューヨークでのシャラポワ

(Photo by Donell Woodson/Getty Images)