29日の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)大会10日目。男子シングルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、女子ダブルス準決勝、混合ダ…

29日の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~男子2月2日・女子1日/ハードコート)大会10日目。男子シングルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、女子ダブルス準決勝、混合ダブルス準々決勝、車いす男子シングルス準々決勝、車いす女子シングルス準々決勝が行われた。

男子シングルス準々決勝。第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が、第5シードのドミニク・ティーム(オーストリア)に6(3)-7、6(4)-7、6-4、6(6)-7で敗れ、ベスト4進出はならなかった。

両者にとって通算14度目、ハードコートでは2度目の対戦となったこの試合。ナダルは第4セット第10ゲーム、相手ティームのサービング・フォー・ザ・マッチで執念を見せブレークバックに成功するも、タイブレークを落とし、過去9勝4敗だったティームに敗れた。

勝利したティームは自身初の同大会ベスト4進出。前回のハードコートでの対戦、2018年「全米オープン」ではナダルにフルセット4時間49分の激闘の末敗れていたが、今回雪辱を果たした。

もう一方の準々決勝では、第7シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第15シードのスタン・ワウリンカ(スイス)に1-6、6-3、6-4、6-2で勝利し、自身初のグランドスラムベスト4進出。

この試合13本のサービスエースを決め、サービスの最高速度は221km/hを記録したズベレフ。2014年同大会優勝者でもあるワウリンカを2時間19分で撃破し、これでワウリンカとの対戦成績は3勝0敗となった。

女子シングルス準々決勝では、第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第28シードのアネット・コンタベイト(エストニア)に6-1、6-1で勝利。ハレプはここまでの5試合すべてストレートで制し、2年ぶり2度目の同大会ベスト4進出を決めた。

また、世界32位のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)は第30シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)に7-5、6-3で勝利し、グランドスラムでは2018年「全仏オープン」以来、「全豪オープン」では初のベスト4入り。

そして、車いす男子シングルス準々決勝では、同大会9度のシングルス優勝を誇る国枝慎吾(日本/ユニクロ)がニコラ・パイファー(フランス)にストレート勝利。

車いす女子シングルス準々決勝では、2017年以来2度目の同大会シングルス優勝を目指す上地結衣(日本/三井住友銀行)がジョーダン・ワイリー(イギリス)にストレート勝利し、初戦を突破した。

◇   ◇   ◇

【1月29日 主な試合結果】

◆「全豪オープン」

男子シングルス準々決勝

〇[5]ドミニク・ティーム(オーストリア)7-6(3)、7-6(4)、4-6、7-6(6) ●[1]ラファエル・ナダル(スペイン)

〇[7]アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)1-6、6-3、6-4、6-2 ●[15]スタン・ワウリンカ(スイス)

女子シングルス準々決勝

〇[4]シモナ・ハレプ(ルーマニア)6-1、6-1 ●[28]アネット・コンタベイト(エストニア)

〇ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)7-5、6-3 ●[30]アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)

車いす男子シングルス準々決勝

〇[1]国枝慎吾(日本/ユニクロ)6-4、6-4 ●ニコラ・パイファー(フランス)

車いす女子シングルス準々決勝

〇[2]上地結衣(日本/三井住友銀行)6-2、7-6(5) ●ジョーダン・ワイリー(イギリス)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのナダル(左)とティーム(右)

(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)