楽天にストレート勝ち、19日のファイナルでロッテと対戦する

「eBASEBALL プロリーグ」2019シーズン コカ・コーラeクライマックスシリーズが18日、「esports銀座 studio」で行われ、パ・リーグのファーストステージで2位オリックスが3位楽天を下して19日のファイナルステージ進出を決めた。

「オリックスが日本シリーズに行く。そのワードが、僕は素敵だと思うんです。それを成し遂げたい」。オリックスの主将・指宿はそう言って頷いた。今季は投打で圧倒的な実力を発揮し、プロプレイヤー48人中唯一の6戦全勝。絶対的エースとして君臨した。

 主将としてはチームをまとめ上げ、他の選手がプレーしているときには積極的に声をかけて鼓舞。オリックスファンの指宿は、自らの手で愛するチームを最高の舞台まで引き上げた。

 eクライマックスは1試合9イニング制(3イニングごとにプレイヤー交代)で3試合を行い、先に2勝した方が勝ち抜け。延長はなく、9回終了時点で同点だった場合にはeペナントレースで上位だったチームの勝利にカウントされる。

 楽天と対戦したこの日、指宿は1試合目、2試合目ともに3番手で登場。1試合目は1点ビハインドで迎えた9回1死一、二塁から相手が敷いた外野前進守備の前にポトリと落ちる技ありの同点適時打を放ち、試合を土壇場で引き分けに持ち込んだ。

 2試合目は終盤にロメロ、杉本を操って2者連続本塁打を放ち楽天を突き放すと、ピッチングでは巧みな配球で相手を翻弄。試合を終始支配し、ストレートでファイナルステージ進出を決めた。19日はリーグ優勝したロッテとe日本シリーズ進出の権利をかけて対戦するが、指宿は「まだ実感は正直ないが、eペナントで勝ち越した相手。戦える自信は全員持っていると思う。今日やったことを明日やるだけ」と気を引き締めた。

 一方、敗れた楽天の三輪主将は「気持ちを強く持っていかないと雰囲気に持っていかれるなと思っていた。僕は3番手でリードした状況で回ってきて、プレッシャーに正直負けてしまった。普段通りできず、同点に追いつかれて悪い流れを作ってしまった」と敗戦の責任を背負いこんだ。

 三輪は「相手の方が上だった。実力不足で負けた」とうなだれたが、実力とルックスを兼ね備えた楽天の代表選手らの人気はリーグ内でも高く、会場には熱心なファンも多く詰めかけた。「イーグルスの応援をしてくれる方は昨季ほとんどいなかったんですけど、今季になって応援してくれる方が本当に増えたと思います。シーズン中は力をもらっていましたし、今日は負けてしまって申し訳ない気持ち。ありがとうと伝えたい」とファンに感謝していた。(安藤かなみ / Kanami Ando)