12日、J2の徳島ヴォルティス(徳島)は、早大に所属するFW武田太一(スポ4=ガンバ大阪ユース)の加入内定を発表した。メディカルチェックを受けた後、正式加入となる。早大からのJリーグ加入内定者は、DF大桃海斗(スポ4=AC長野パルセイロ内…

 12日、J2の徳島ヴォルティス(徳島)は、早大に所属するFW武田太一(スポ4=ガンバ大阪ユース)の加入内定を発表した。メディカルチェックを受けた後、正式加入となる。早大からのJリーグ加入内定者は、DF大桃海斗(スポ4=AC長野パルセイロ内定)に続いて2人目。

 ガンバ大阪ユース最強世代の一員として、鳴り物入りで早大ア式蹴球部に入部した武田。ボックス内でのストライカーとしての仕事はもちろん、強靭なフィジカルを生かしたポストプレーも得意とする世代屈指の大型FWだ。2年時後期から徐々に頭角を表すと、3年時は不動のセンターFWとして前線に君臨し、チーム2位の10得点をマーク。3年ぶりの関東大学リーグ戦優勝に大きく貢献した活躍を評価され、昨年4月には全日本大学選抜メンバーにも名を連ねた。早大最終年となった昨季は5月末の練習試合で全治8ヵ月の重傷を負い戦列を離れてしまったが、得点力のあるFWを探していた徳島の補強ポイントと合致し、念願のJリーガーの仲間入りを果たした。


 就任4年目を迎えるリカルド・ロドリゲス監督率いる徳島は、昨季J2で4位の好成績。レギュラーシーズン終了後に行われたJ1参入プレーオフでも順調に勝ち上がり、6年ぶりのJ1昇格まであと一歩のところまで迫った。J1昇格を目指す上位層のチームで、どのような成長を見せてくれるだろうか。まずは昨年負ったけがを癒し、万全の状態でポジション争いに加わりたいところだ。

(記事 森迫雄介、写真 大山遼佳)