男子テニス国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー/1月3日~1月12日/ハードコート)の大会6日目、「グループB」の第3戦。日本対スペインの第2試合で、世界7…

男子テニス国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー/1月3日~1月12日/ハードコート)の大会6日目、「グループB」の第3戦。日本対スペインの第2試合で、世界72位の西岡良仁(日本/ミキハウス)が世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)と対戦。西岡は「BIG3」ナダルを相手に互角以上の戦いを見せたものの6(4)-7、4-6で惜敗し、日本対スペインは日本の負けが決まった。試合時間は2時間7分。

今回が初開催の「ATPカップ」で、決勝トーナメント進出を目指す日本。グループ1位でのグループリーグ突破はならなかったが、各組2位の中で最も成績の良い2ヵ国も決勝トーナメント進出ができる。そのためには、日本はスペインから1試合は勝利を挙げる必要がある。

この第2試合、西岡は敗れはしたものの、終始ナダルを焦らせる素晴らしいプレーを見せた。

第1セットでは相手ナダルのスマッシュにカウンターを合わせるなど度々スーパープレーを見せ、先にブレークを果たした。ナダルにブレークバックをされた後も、2度目のブレークに成功してサービング・フォー・ザ・セットを迎えた。しかし、相手はやはり王者ナダル。西岡は土壇場で再度ナダルにブレークバックを喫し、第1セットはタイブレークにもつれ込んだ末に落とした。

そして第2セット。さらにギアを上げて襲いかかってくる相手ナダルに対し、西岡は我慢強くキープを続けた。西岡も、ゲームカウント3-2で迎えたリターンゲームでブレークポイントを握るところまではいき、お互いに高いレベルでの我慢比べが続いた。

しかし、4-4で迎えた西岡のサービスゲームでこのセット初のブレークを喫し、最後は惜しくも力尽きた。

このあとの第3試合ダブルスは、事前の予定ではマクラクラン勉(日本)/西岡がパブロ・カレーニョ ブスタ (スペイン)/ナダルと対戦することとなっている。決勝トーナメント進出を目指し、日本が何とか1勝をもぎ取ることが期待される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPカップ」での西岡良仁

(Photo by Paul Kane/Getty Images)