危なげなく駒を進めた。準々決勝の相手は日大。中盤にペースをつかみ4-0で快勝。インカレ4連覇に向け、あと2勝とした。◆12・25~29 第92回日本学生氷上競技選手権(日本製紙アイスアリーナ他)▼12・27 準々決勝 対日大戦(日本製紙ア…

 危なげなく駒を進めた。準々決勝の相手は日大。中盤にペースをつかみ4-0で快勝。インカレ4連覇に向け、あと2勝とした。

◆12・25~29 第92回日本学生氷上競技選手権(日本製紙アイスアリーナ他)

▼12・27 準々決勝 対日大戦(日本製紙アイスアリーナ)

 ○明大4{0-0、4-0、0-0}0日大

 流れを渡さなかった。試合序盤は両チーム、1点が遠く均衡した展開に。それでも「みんな気合いが入っていたので心配はなかった」(FW徳田滉也・政経3=武修館)。第2ピリオド6分36秒、徳田が中央から強烈なシュートで先制に成功。チームに勢いをもたらすと、その後はFW下山学路(商2=北海道清水)、FW吉岡莉央(文2=武相)にゴールが飛び出し、主導権を握った。2年生コンビは数少ないチャンスをモノにし、チームに貢献。「結果を出せて良かった」(吉岡)。全員ホッケーで日大を寄せ付けず4-0で準々決勝を突破した。

 インカレは今年のチームの集大成。そして、最上級生にとっては今大会が学生最後、4年間の締めくくりとなる。大会期間中は「この大会に懸けている気持ちが控室から伝わってくる」(FW佐久間雄大・政経2=白樺学園)。先頭に立ってチームを引っ張っる姿勢は変わらない。そんな中、今試合で活躍したのは後輩たちだった。「4年生を勝たせたいという気持ちでやっている」(徳田)。この勝利で最終日まで勝ち残ることが決定。今年のチームをつくった格好いい最上級生と少しでも長くプレーする。

 残すはあと2試合。準決勝は法大との一戦となった。春夏敗れた相手だけに厳しい試合になることは間違いない。GK磯部裕次郎主将(政経4=武修館)は「まずは一試合に全てを懸けて戦いたい」。氷都・釧路での歓喜の瞬間はもうすぐそこに近付いている。

[福永智隆]

試合後のコメント

FW池田凉希(政経4=北海)

ーー今試合を振り返っていかがですか。

 「相手は日大で八幡山の寮が一緒で、北海の同期とかも結構いたので、考え深いものがありました。普段は本当に仲のいい友達なんですけど、今日は本気でライバル同士というか強い気持ちで戦っていました。最初苦戦を強いられたんですけど、点決めれたところから調子乗って明治ペースでいけたかなと思います」

磯部

ーーアシストを記録しました。

 「あれはチョンって出しただけなんですけど、滉也(徳田)が持っていって、佳成(宮田)が決めてくれました。まぁ普段の行いかなと、3人の連携が取れていました(笑)」

DF京谷充洋(政経4=北海道清水)

ーー今年のチームは完成されつつありますか。

「優勝できたら完成すると思います。春よりはいいチームになっていて全然優勝を狙えるチームだと思います。優勝したチームが強いので、ここまで来たらどこが勝つか分からない中で頑張りたいです」

FW宮田佳成(法4=白樺学園)

ーー次戦への意気込みをお願いします。

 「あと2試合、僕の優勝見ていてください。アイスホッケー人生最後の2試合なんで、優勝して終われるように全力で頑張ります」

徳田

ーー1ゴール1アシストの活躍でした。

 「インカレは4年生のことを意識してこの人達を勝たせたいという気持ちでやっているので、取れて良かったです。アシストも佳成(宮田)さんにできて良かったです」

佐久間

ーー今試合を振り返っていかがですか。

 「チーム的に仕上がって来ていると思うので、負けることが全然想像できないです。このまま明治のホッケーをすればどこのチームとやっても勝てると思うので、次の試合につながった良い試合だったと思います」