ステファノス・チチパス(ギリシャ)は他のトップ選手たちと多くの共通点があるが、その一つとして、サッカーが上手いという点がある。ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ド…

ステファノス・チチパス(ギリシャ)は他のトップ選手たちと多くの共通点があるが、その一つとして、サッカーが上手いという点がある。ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ドミニク・ティーム(オーストリア)らは皆、サッカーとテニスのどちらかという辛い選択をしなければならなかった。幸いなことに、正しい選択になってはいるが。テニス関連ニュースサイトTennis Tonicが伝えている。

最近のインタビューの間に、チチパスの父アポストロス氏は、息子がテニス、サッカー、バスケットボールを数年やっていたことを明かした。チチパスはサッカーをやっていた頃は最強のフォワードの一人だったが、14歳の時にテニスだけを続けることに決めたのだという。12歳の時、彼はすでにその年代のギリシャ1位であった。結果的に、違うスポーツをすることでチチパスの精神面が鍛えられたとアポストロス氏は認めている。

フェデラー、ナダル、ティームにとってのサッカー

フェデラーもまた、以前には高いレベルでサッカーをしていた。しかし、テニスをしていたので毎日チームと練習が出来なかったために、週末の試合に出させてもらえなかったことを明かしている。

ナダルもサッカーにおいて大変な才能を発揮していたが、彼もまたテニスを選んだ。ナダルは、自分の叔父がFCバルセロナのトップ選手の一人だったにも関わらず、お気に入りのチームであるレアル・マドリードに対して今もとても情熱を持っている。

ティームも、サッカーの才能があったテニス選手だ。特にオフシーズンには、チームのみんなとサッカーで遊ぶのが大好き。インディアンウェルズで雨が上がるのを待つ間に、コートへ出る前の通路でナダルと一緒にすごいサッカースキルを披露したこともあるのだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年テニスボールでリフティングを披露するティーム

(Photo by West Ham United FC/West Ham United FC via Getty Images)