男子テニス界屈指のライバル関係にあるロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)。その二人によるエキシビションマッチが、2020年2月7日に南アフリカ共和国のケープタウンで行…

男子テニス界屈指のライバル関係にあるロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)。その二人によるエキシビションマッチが、2020年2月7日に南アフリカ共和国のケープタウンで行われる。これについてフェデラーは「始まるのが待てないよ」と語っているとTennis World USAが報じている。

フェデラーは20回、ナダルは19回グランドスラムで優勝しており、二人だけで約10年分のグランドスラム大会を制しているという男子テニス界のレジェンドだ。

二人はこれまで公式戦で40回対戦し、フェデラーの16勝、ナダルの24勝。グランドスラムでも度々対戦し、数々の名勝負を繰り広げてきた。

特に2017年「全豪オープン」決勝で、二人ともギリギリの極限状態のなか最終第5セットで見せた超ハイレベルなラリーは、「伝説の26本のラリー」としてファンからの人気も高い。

その二人が来年行うエキシビションマッチには、約5万人の観客が訪れるとされる。フェデラーは今年11月にメキシコでアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とエキシビションマッチを行った際に、42,517人というテニスの試合観戦者数では世界最多の新記録を打ち立てたが、これを更新する見込みだ。

フェデラーは今回のナダルとのエキシビションマッチについてこう語っている。

「このチャリティーマッチの対戦相手にラファの名前が浮かんだんだ。彼に電話して聞いたら、彼は興奮してくれた。(シーズン中という)トリッキーな状況だから、適切な日程を組むのに時間が必要だったけど、きっととてもスペシャルなものになると思うよ」

フェデラーの母親であるリネットさんは南アフリカ共和国の出身。子供時代に思い出がある南アフリカ共和国で試合ができることにフェデラーはワクワクしている。

「南アフリカ共和国での思い出がたくさんある。そこでこれまで激しい戦いをしてきたライバルと対戦できるなんて素晴らしいよ」「屋外コートでプレーするのだけど、天気が良いといいね。始まるのが待てないよ」

(テニスデイリー編集部)

※写真はフェデラー(左)とナダル(右)

(Getty Images)