全日本開幕！　二ノ宮準々決勝敗退／天皇杯全日本選手権

　日本一を決める今大会。初日は明大から４名が出場したものの、自力で順位決定戦のある２日目に進むことはできず。唯一、加藤万豊（政経２＝いなべ総合）が敗者復活戦に臨む。

◆12・19～22 天皇杯全日本選手権（駒沢体育館）

［フリースタイル］

▼70キロ級 

齋藤――１回戦敗退

▼97キロ級 

　二ノ宮――準々決勝敗退

［グレコローマンスタイル］

▼55キロ級 

　加藤――１回戦敗退

▼82キロ級 

　佐々木雄――予備戦敗退

　有終の美を飾ることはできなかった。４年間の集大成として挑んだ二ノ宮寛人主将（営４＝岐南工）。１回戦を順調に勝ち上がり、迎えた準々決勝。対するは11月の全日本大学選手権決勝の再戦となる吉田ケイワン（日大）。「前回やられたところを対策してきた」。開始20秒、投げ技で４点リードし流れをつかんだように見えた。しかし「勝ち急いでしまった」。第１ピリオド２分７秒、技を掛けにいくも、逆に相手に投げられてしまいフォール負け。二ノ宮の明大での戦いが終わった。

　明日以降も大会は続く。明日の敗者復活戦には加藤万豊が３位を目指す。「一つでも多く勝ってほしい。今回出られなかった選手は出ることを目標にしてほしい」。二ノ宮の次の目標は2024年のパリ五輪。「４年後の、この大会で自分がやり切ったと言えるようにしたい」。二ノ宮の新たなチャレンジが始まる。

［田中佑太］

試合後のコメント

二ノ宮

――学生として最後の大会です。

　「優勝を目指してやってきたので、悔しいです。４年間いろいろな経験をさせてもらって、大学レスリングをやって良かったと思うんですけど、自分はこれからも続ける予定なので、しっかり切り替えて、次に向かって頑張りたいです」

 ――明日以降出場する選手へメッセージをお願いします。

　「全日本で勝つのはなかなか厳しいですけど、全日本に出る選手は一つでも多く勝つことを、今回出られなかった選手は全日本に出ることを一つの目標に持ってほしいです。目標を持てば行動も変わってくると思うので、各個人のモチベーションが上がってくれば、チームとして上がってくると思うので、しっかり考えてもらいたいです」

――応援してくれた人たちに一言お願いします。

　「４年間いろんな人に応援してもらって、ありがたかったんですけど、期待に応えられたかというとなかなかそうではない部分もあって、そういう人たちの応援を糧にこれからも頑張っていきたいです」