「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第3シードのスタン・ワウリンカ(スイス)が2009年覇者のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)を7-6(5) 4-…

 「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第3シードのスタン・ワウリンカ(スイス)が2009年覇者のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)を7-6(5) 4-6 6-3 6-2で破り、昨年に続く3度目のベスト4進出を果たした。試合時間は3時間12分。

 この結果でワウリンカは、4連敗中だったデル ポトロとの対戦成績を3勝4敗とした。今シーズンは7月にウィンブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)の2回戦で対戦し、デル ポトロが3-6 6-3 7-6(2) 6-3で勝っていた。

 全米オープンには2005年から12連続出場となる31歳のワウリンカは、2013年と15年のベスト4が最高成績。昨年は同国対決となった準決勝で、ロジャー・フェデラー(スイス)に4-6 3-6 1-6で敗れていた。

 ワウリンカはグランドスラム3度目のファイナル進出をかけた準決勝で、第6シードの錦織圭(日清食品)と対戦する。錦織は準々決勝で、第2シードのアンディ・マレー(イギリス)を1-6 6-4 4-6 6-1 7-5で下しての勝ち上がり。

 2009年の大会でグランドスラム初優勝を果たした27歳のデル ポトロ。2014年の全豪オープン以降は3度にわたる左手首の手術などで9大会連続でグランドスラムを欠場し、復帰を果たした今年6月のウィンブルドンでは3回戦で敗れていた。デル ポトロは世界ランクを142位(8月29日付)まで落としていたため、今大会はワイルドカード(主催者推薦枠)を得ての出場だった。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)