インカレ4強によって出場権を得た全日本選手権。4年生にとっては最後の公式戦となる。初戦は6日に社会人1位の岐阜朝日クラブとの対戦だ。強敵撃破で有終の美を飾る。

◆12・6~8 岡山県赤磐市熊山運動公園多目的広場

 山あり谷ありの1年だった。8季ぶりのリーグ優勝から始まった今年度。長年の課題だったPC(ペナルティーコーナー)の精度が、DF古川裕大(政経2=伊万里商)の活躍で格段にアップ。小池文彦監督の目指す「チャンスで1本」を体現し、関東王者に輝いた。しかし全日本大学王座決定戦では、福井工大を相手に準々決勝で敗退。全国の壁の高さを痛感した夏だった。悔しさを糧に、迎えたインカレでは快進撃を見せた。2回戦で日本リーグ王者の天理大を破ると、王座優勝校の朝日大もSO戦の末、撃破。一戦必勝の集中力を発揮し、強豪校を次々に打ち破る。2年ぶりの4強進出を果たした。酸いも甘いも知った1年。その集大成を見せる時が来た。

 

 優勝への道のりは、決して楽ではない。初戦の相手は岐阜朝日クラブ。今年度の全日本社会人選手権を制し、今大会2連覇中の優勝候補筆頭だ。日本代表経験者も多数在籍しており、層が厚く、開幕から激しい戦いになるだろう。しかし、岐阜朝日クラブも日本リーグでは天理大に敗れており、何が起こるか分からない一発勝負では十分に勝機がある。

持ち味のパスホッケーが発揮できるかがカギとなる。この1年でセットプレーの完成度が高まり、得点力も向上。2度の全国大会で感じた個人スキルの不足も秋季リーグで磨いてきた。あとはいかにチャンスを作るか。秋季リーグでベストイレブンに輝いたMF舘亮佑主将(政経4=丹生)、FW太田陸登(理工4=今市)、古川、MF森紘之(法2=天理)を中心に〝つなぐホッケー〟で勝利をもぎ取りたい。「最後は笑っておわれるように」(太田)。最後の戦いが幕を開ける。

[中野拓土]