写真=Getty Images 「僕の能力を疑うヤツには黙っててほしいよ」ティンバーウルブズのアンドリュー・ウィギンズは2014年のドラフトで全体1位指名を受け、新人王も獲得した将来を嘱望された選手だ。ただ、誰もが認める才能を持ちながらもチ…

写真=Getty Images 

「僕の能力を疑うヤツには黙っててほしいよ」

ティンバーウルブズのアンドリュー・ウィギンズは2014年のドラフトで全体1位指名を受け、新人王も獲得した将来を嘱望された選手だ。

ただ、誰もが認める才能を持ちながらもチームを勝利に導くことができず、今シーズン開幕まではチームへの貢献度が低い非効率な選手と見なされていた。

また、コート内外での評判も決して良いものではなかった。ある時はチームが招聘した著名なスキルトレーナーを送り返し、コーチの指示に耳を貸さないといった記事も書かれたことがある。そして、ウルブズの歴代ヘッドコーチや球団のスタッフ、元チームメイトのジミー・バトラーからは、ウィギンズはバスケットボールを愛しておらず、ハードワークをしないと批判されたこともある。

ウィギンズは2017年10月に、ウルブズと5年1億4700万ドル(約160億円)の契約延長を結んでいるが、それからの2シーズンはキャリアワーストのパフォーマンスだった。それだけに、ウィギンズの評価が下がるのも無理はない。

自分に対する批判が増えるにつれ、ウィギンズ自身も雑音を無視できなくなったと『Bleacher Report』の取材に答えた。「スランプに陥った時は、聞きたくなくても批判の声が聞こえてきて、クソって思うね。僕の能力を疑うヤツには黙っててほしいよ」と、答えている。

そのウィギンズが、今シーズンはこれまでと別人のような活躍を見せている。ウィギンズは16試合に出場し、1試合平均24.8得点、5.4リバウンド、3.5アシスト、1.2ブロックを記録。フィールドゴール成功率46.2%はキャリアベストの数字で、貢献度を表すプレーヤー・エフィシェンシー・レーティングは20.12とリーグトップ50に入っている。

現在ウルブズは10勝9敗で西カンファレンス7位につけている。好調を維持するウィギンズがチームメイトのオールスター選手、カール・アンソニー・タウンズとともにチームをプレーオフへ導くことができるかに注目だ。